河合 朗(かわい ろう)
河合朗は、日本で活動する
女性漫画家で、主に百合ジャンルの作品で知られています。彼女の作品は、恋愛や人間関係の微妙な心理描写を掘り下げることで、多くの読者に親しまれています。
経歴
河合は、第6回百合姫コミック大賞で『最低姫と駄目王子』が翡翠賞を受賞し、さらに第7回百合姫コミック大賞にて『インビジブル』が紫水晶賞を獲得しました。この受賞を契機に、彼女は自身の作品をリライトした『flare』を
短編集『未完成ガール』に収録し、さらなる読者層を得ることとなりました。
彼女の連載デビューは
2012年に始まります。『センチメンタルダスト』が『
コミック百合姫』(
一迅社)で
2012年11月号から
2013年5月号まで連載されました。この作品は、河合の独特な感性が光るもので、多くのファンを獲得しました。その後、『ボウソウガールズテキモウソウレンアイテキステキプロジェクト(B・G・M・R・S・P)』が同じく『
コミック百合姫』で
2013年7月号から
2014年9月号まで連載され、
2015年から
2016年にかけては『少女失格』の連載も行い、全ての作品が高い評価を得ています。
また、彼女は
2015年から
2020年にかけても『ギャルとオタクはわかりあえない。』を『
コミックキューン』(
KADOKAWA)で連載し、5巻にわたって展開しました。さらには短期集中連載として『私の幼なじみ(♀)がセクハラ魔で困っています。』が『
月刊ガンガンJOKER』(
スクウェア・エニックス)の公式
Twitterで
2018年から
2019年まで配信されました。
同人活動
河合は
2013年からサークル『HappyYellowRabbit』として同人活動も行っています。このサークルは、雪子、河合朗、そしてはるかわ陽の3名によるもので、テーマを決めた百合
アンソロジーを不定期に発行しています。彼女の同人活動は、マニアックなファン層を形成する要因となっていて、作品の多様性や深さを引き立てています。
主要作品
連載作品
河合朗は、彼女の作品を通じて、繊細な感情や関係性を描き出し、読者に深い印象を与え続けています。彼女の新たな作品がどのように展開されていくのか、今後の活動にも大いに期待がかかります。