河合長明

河合長明の生涯

河合長明（かわい たけはる）は、1890年（明治23年）11月2日に愛媛県で生まれました。彼は大日本帝国陸軍の軍人としてキャリアを積み重ね、最終的には陸軍少将の階級にまで昇進しました。

軍歴

陸軍士官学校第25期を卒業後、河合は陸軍での道を歩み始めました。1940年（昭和15年）3月9日には、高射砲第4連隊長として西部軍に配属され、西部軍砲兵隊の一翼を担いました。同年8月1日には陸軍砲兵大佐に進級し、その軍事的才能を示しました。

1941年（昭和16年）7月22日、河合は西部軍司令部附となり、同年11月12日には防空第5連隊長として東部軍に転属、東部防空旅団の一員として市川に駐屯しました。この時期、彼は防空体制の強化に尽力しました。

1944年（昭和19年）6月、河合は第19野戦高射砲隊司令官として第8方面軍に配属され、ラバウルへと出征しました。その後、第8方面軍司令部附となり、1945年（昭和20年）6月2日には第9砲兵司令官に就任しました。同年6月10日には陸軍少将に進級し、そのキャリアの頂点を迎えました。終戦時、河合はラバウルに駐屯しており、その地で終戦を迎えました。

戦後

戦後、河合は1947年（昭和22年）11月28日に公職追放の仮指定を受け、軍人としてのキャリアに終止符を打ちました。

まとめ

河合長明は、大日本帝国陸軍の将校として、高射砲部隊を中心に重要な役割を果たしました。彼の軍歴は、激動の時代を背景に、大日本帝国の軍事史の一側面を映し出しています。特に、太平洋戦争におけるラバウルでの活動は、彼のキャリアの中でも特筆すべき点です。戦後は公職追放という形で、その軍歴に幕を閉じましたが、彼の足跡は歴史の中に刻まれています。

参考文献

外山操・森松俊夫 編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738。
* 外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026。

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