法政大学日本統計研究所

法政大学日本統計研究所

法政大学日本統計研究所は、統計に関する総合的な調査研究を目的とする法政大学の附置研究所です。1943年（昭和18年）に、第二次世界大戦中に日本銀行内に開設された国家資力研究所を前身としています。戦後、財団法人日本統計研究所として独立し、1981年（昭和56年）に法政大学の附置研究所となりました。現在の所長は菅幹雄氏です。

概要

この研究所は、統計学に関する幅広い分野での研究活動を行っています。その活動は、学術研究にとどまらず、社会への貢献も視野に入れています。統計データの収集、分析、解析を通じて、社会の様々な問題解決に貢献することを目指しています。

沿革

研究所の歴史は、第二次世界大戦中の国家の資源調査にまで遡ります。

1941年（昭和16年）：大蔵省内に国家資力研究室が設置されました。
1943年（昭和18年）：日本銀行内に国家資力研究所が設立されました。これが、現在の研究所の前身となります。
1946年（昭和21年）：戦後、財団法人日本統計研究所として改組・設立されました。初代所長は大内兵衛氏、専務理事は高橋正雄氏が務めました。
1953年（昭和28年）：法政大学構内に移転しました。当時は53年館内にありました。
1974年（昭和49年）：『法政大学日本統計研究所蔵書目録』を刊行しました。研究活動の成果として、貴重な資料が公開されました。
1976年（昭和51年）：研究成果を広く発信する目的で、『研究所報』を創刊しました。
1981年（昭和56年）：法政大学の附置研究所となりました。大学との連携を強化し、研究活動を更に発展させるための重要な転換期となりました。
1985年（昭和63年）：多摩キャンパスへ移転しました。研究環境の整備が進みました。
2006年（平成18年）：大内賞を受賞しました。これは、研究組織としては初の受賞であり、長年の研究活動が高く評価されたことを示しています。
2010年（平成22年）：独立行政法人統計センターと連携協力協定を締結しました。統計に関する研究の更なる発展を目指し、外部機関との連携を強化しています。

所在地

現在の研究所は、法政大学多摩キャンパス内に位置しています。

東京都町田市相原4342（法政大学多摩キャンパス内 図書館・研究棟５F）

参考資料

『法政大学百年史』（法政大学、1980年）
法政大学日本統計研究所

関連項目

有沢広巳

外部リンク

* 法政大学日本統計研究所)

この研究所は、統計学の発展と社会への貢献を目指し、活発な研究活動を続けています。

もう一度検索