波うららかに、めおと日和

波うららかに、めおと日和

西香はちによる漫画作品で、講談社の『コミックDAYS』にて2022年10月から連載されています。昭和という時代を背景に、帝国海軍中尉の瀧昌と、彼と結婚したなつ美という新婚夫婦の、甘くもどかしい日常を描いたラブコメディです。2025年4月からは、フジテレビ系の「木曜劇場」枠でテレビドラマの放送が予定されており、大きな注目を集めています。

あらすじ

物語は昭和11年、主人公である関谷なつ美が、父親が見つけてきた相手、帝国海軍中尉の江端瀧昌と結婚することから始まります。しかし、瀧昌は訓練でなかなか家に帰れず、なつ美は純粋で「初夜」の意味もわからず、瀧昌は口下手…と、二人の間には様々な障害が立ちはだかります。それでも、互いを思いやる気持ちと周囲の温かい支えによって、二人は少しずつ距離を縮めていきます。初々しく、そしてもどかしい二人の関係が、読者の心を温かくする、そんな新婚ラブコメディです。

登場人物

江端なつ美（えばた なつみ）
本作の主人公。旧姓は関谷。突然決まった縁談に戸惑いながらも、夫となる瀧昌との距離をゆっくりと縮めていこうと努力しています。ピュアで男性に対する免疫がないところが魅力です。

江端瀧昌（えばた たきまさ）
本作のもう一人の主人公。帝国海軍の中尉。友人からは「不愛想で無口で無表情」と評されていますが、実際はなつ美を大切に思う優しい心の持ち主です。幼い頃に両親を亡くしています。

柴原郁子（しばはら いくこ）
なつ美と瀧昌の婚姻の仲人。自宅の蔵を改築し、瀧昌たちのような若い夫婦に住居を提供しています。二人のことを何かと気にかけてくれる、頼りになる存在です。

柴原邦光（しばはら くにみつ）
郁子の夫で、瀧昌の上司にあたる帝国海軍の中佐。瀧昌の父とは同じ艦に乗っていたことがあり、親交も深かったため、両親を亡くした瀧昌を幼い頃から気にかけています。

深見さん
瀧昌の同僚で、彼をからかうのが趣味。作中ではモテる人物として描かれています。

書誌情報

西香はち『波うららかに、めおと日和』講談社〈モーニングKC〉より既刊7巻が発売されています（2025年1月8日現在）。

2023年3月8日発売、ISBN 978-4-06-531122-6
2023年6月14日発売、ISBN 978-4-06-532014-3
2023年9月13日発売、ISBN 978-4-06-533059-3
2024年1月10日発売、ISBN 978-4-06-534350-0
2024年5月8日発売、ISBN 978-4-06-535378-3
2024年9月11日発売、ISBN 978-4-06-536701-8
2025年1月8日発売、ISBN 978-4-06-537959-2

テレビドラマ

2025年4月24日から、フジテレビ系の「木曜劇場」枠にて放送が開始される予定です。

キャスト

江端なつ美：芳根京子
江端瀧昌：本田響矢

スタッフ

原作：西香はち『波うららかに、めおと日和』（講談社『コミックDAYS』連載）
脚本：泉澤陽子
プロデュース：宋ハナ
演出：平野眞
制作協力：FILM
制作著作：フジテレビ

外部リンク

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