波多野敬雄

波多野敬雄（はたの よしお）

プロフィール

波多野敬雄は、1932年1月3日生まれの日本の外交官であり、第25代学習院長を務めた人物です。学習院幼稚園から新制学習院高等科まで一貫して学習院で学びました。東大法学部在学中に外交官試験に合格し、1953年に外務省に入省しました。

1990年代には、在国際連合日本[[政府代表部]]大使として、日本が国連安保理常任理事国入りを目指す外交の最前線で活躍しました。2006年には学習院長に就任し、2014年までその職を務めました。

経歴

1932年：波多野敬三の四男として誕生
1950年：新制学習院高等科卒業
1953年：東京大学法学部中退、外務省入省
1956年：プリンストン大学卒業
1967年：佐藤栄作首相秘書官
1975年：大臣官房人事課長
1977年：大臣官房総務課長
1981年：在アメリカ合衆国特命全権公使
1982年：中近東アフリカ局長
1984年：大臣官房外務報道官兼昭和天皇御進講役
1987年：在ジュネーヴ国際機関日本政府代表部 特命全権大使
1990年：在国際連合日本[[政府代表部]] 特命全権大使
1994年：財団法人フォーリン・プレスセンター理事長
2003年：学習院女子大学 学長
2006年：学校法人[[学習院]] 院長
2014年：学校法人[[学習院]]院長退任
2015年：春の叙勲で瑞宝重光章受章

人物

波多野敬雄は、学習院で一貫した教育を受け、伏見宮博明王の学友でもありました。外交官としては、国連大使として日本の外交に尽力し、特に日本が国連安保理常任理事国入りを目指す外交方針の中で、現場の代表者として重要な役割を果たしました。また、学習院長としては、学校法人[[学習院]]の運営に携わり、教育の発展に貢献しました。

家族

波多野敬直子爵の孫であり、妻は島津忠承・泰子の長女・純子です。義娘に荒木美也子がいます。

同期

井口武夫（東海大学教授、駐ニュージーランド大使）、橋本恕（駐中国大使、アジア局長）、北村汎（外務審議官、経済局長）、羽澄光彦（中南米局長）、加藤吉弥（駐ベルギー大使、欧亜局長）、茂木良三（駐ハンガリー大使）など、多くの優秀な外交官が同期にいます。

著書

『この1冊で世界の国がわかる』（1998年、三笠書房〈知的生きかた文庫〉、2002年改訂版）
『日本人は「国連」を知らない-国連報告』（猪口邦子ほかと共著、1995年、本の出版社〈VOICE BOOKS〉）
『国際化を考える』（2007年、時事通信社）

外部リンク

* 学校法人 学習院｜院長挨拶｜院長紹介

波多野敬雄は、外交官として、また教育者として、日本の発展に大きく貢献した人物です。

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