津ノ井バイパス

津ノ井バイパスについて

津ノ井バイパス（つのいバイパス）は、鳥取県鳥取市の祢宜谷から菖蒲へ至る延長9.5 kmの国道29号のバイパスです。このバイパスは、鳥取市南東部と北部を結ぶ幹線道路として、国道29号の鳥取南バイパスや鳥取県道41号鳥取港線とともに重要な役割を果たしています。また、鳥取南バイパスや鳥取県道247号卯垣正蓮寺線と組み合わせることで、鳥取市の外環状道路としての機能も持っています。さらに、支線として鳥取自動車道の鳥取ICへのアクセスも担っています。

開通の経緯

1984年度には都市計画が決定され、その後順次整備が進められ、ついに2001年3月17日に全線が開通しました。開通に伴い、従来の国道29号の一部区間が別の国道や県道に指定されました。具体的には、若葉台交差点から秋里交差点までの間では国道の指定が外れ、若葉台交差点から鳥取県庁交差点までが鳥取県道323号として扱われるようになり、さらに鳥取県庁交差点から秋里交差点間は国道53号別線となりました。

2008年度には西大路交差点から宮長交差点までの間が4車線に拡張され、2009年度には吉成交差点が立体化、同区間が4車線化されました。また、鳥取ICに接続する支線も開通し、交通の便が更に向上しました。

現在の整備状況

津ノ井バイパスは、鳥取市東部では初めて側道を持つ分離式バイパスとなりますが、現在のところ一部区間は暫定2車線で供用されており、特に朝夕の通勤時間帯には慢性的な渋滞の原因となっています。西大路交差点から宮長交差点の間は平面4車線（暫定）、吉成交差点から鳥取IC入口交差点までの間は平面4車線（完成）で供用されているため、交通量の多いエリアでは利便性が高いですが、暫定2車線の区間では通行がストレスになることがあります。

今後の計画

2024年度には「津ノ井バイパス（広岡〜西大路）」として、広岡から西大路までの間の立体化が計画されています。これにより、バイパスの利便性が一層向上することが期待されます。

交差する道路

津ノ井バイパスは上記のように多くの交差道路を有しており、各交差点での交通状況も考慮される必要があります。特記がない場合、交差する道路は市道となっており、自動車専用道路に指定されている支線も存在します。

おわりに

津ノ井バイパスは鳥取市において重要な交通路であり、今後の整備計画によってさらなる改善が図られることが期待されています。交通の円滑化は地域の発展にも寄与するため、今後の動向が注目される道路です。

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