津守時生

津守時生（つもり ときお）は、日本のライトノベル作家。

人物・経歴

東京都出身、横浜市在住。東洋美術学校を卒業後、写植オペレーターを経て、多戸雅之名義で小説家としてデビューしました。デビュー作は、小説ウィングス創刊号に掲載された「緑の標的」です。その後、津守時生名義で本格的にプロ活動を開始しました。

SFファンタジーを得意とし、美しい男と強い女をコミカルに書き上げる作風が特徴です。日本SF作家クラブの会員でもあります。

主な著作

ショウ&クラウドシリーズ（新書館ウィングスノベル） - イラスト：小林智美（多戸雅之名義で執筆）
緑の標的 - 平成2年
緑の迷路 - 平成4年
夢幻不思議草紙・七宝奇譚シリーズ（新書館ウィングスノベル） - イラスト：おおや和美（多戸雅之名義で執筆、雑誌連載時に完結済みだが最終巻は未発売）
魔笛に二度滅ぶ都 - 平成5年
眠れる神の長き不在 - 平成7年
天駆ける光龍の召喚 - 平成8年
日輪を喰らう闇の月 - 平成9年
喪神の碑シリーズ（角川スニーカー文庫） - イラスト：小林智美
ラフェールの末裔 - 平成2年
ウロボロスの影 - 平成2年
カイユの封印 - 平成3年
フィラルの戒厳令 - 平成3年
エリノアの光輪 - 平成3年
カラワンギ・サーガラシリーズ（角川スニーカー文庫） - イラスト：小林智美（喪神の碑シリーズの続き）
当初全4巻で刊行されたが、後に完全版（全3巻）として合本され、外伝や「三千世界の鴉を殺し」に続く書き下ろしが追加された。
密林の戦士 - 平成12年
犠牲の神 - 平成12年
神と人の物語 - 平成12年
やさしい竜の殺し方（角川書店）
イラストレーター：角川スニーカーブックス版 - 小林智美、角川スニーカー文庫版 - 橘水樹&櫻林子、角川ビーンズ文庫版 - 加藤絵理子
角川スニーカーブックスで『やさしい竜の殺し方』『ゆがんだ竜の愛し方』『あぶない竜の選び方』（全て平成10年）の3冊が書き下ろしで刊行された後、角川スニーカー文庫で5巻にまとめられて再出版されました。さらに角川ビーンズ文庫より番外編を収録した第6巻が追加され、再々出版されています。第6巻に収録された番外編1はTHE Beans VOL. 1に掲載され、番外編2は書き下ろし作品です。
やさしい竜の殺し方 - 平成18年（ビーンズ版）
やさしい竜の殺し方 memorial - 平成21年（ビーンズ版）
三千世界の鴉を殺しシリーズ（ウィングス文庫） - イラスト：古張乃莉（藍川さとるが改名）→9巻より麻々原絵里依
喪神の碑シリーズとカラワンギ・サーガラシリーズの続編にあたる作品。
揺らぐ世界の調律師シリーズ（角川ビーンズ文庫） - イラスト：やまねあやの

関連項目

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