津守駅

津守駅について

津守駅（つもりえき）は、大阪府大阪市西成区津守一丁目に位置する南海電気鉄道高野線（汐見橋線）の駅です。この駅は駅番号NK06-2としても知られています。

歴史

津守駅の歴史は比較的長く、1913年に高野登山鉄道の仮駅としてスタートしました。1915年には会社名が変わり、大阪高野鉄道の駅として運営されるようになり、1916年には一般駅に格上げされました。1922年には南海鉄道の駅となり、その後、1944年に近畿日本鉄道の駅となりましたが、1947年には再び南海電気鉄道の一部としての地位を確立しました。

駅構造

津守駅は地上駅で、相対式ホームが2面、線路も2線設置されています。無人駅であり、駅舎は汐見橋行きホームの岸里玉出寄りに位置しています。岸里玉出行きホームへ行くためには構内踏切を渡る必要があります。また、トイレは改札内の岸里玉出方面ホーム側にあり、男女共用の水洗式便所です。駅舎の北側にはホームに直接通じる階段がありますが、現在は柵で覆われているため、道路からのアクセスはできません。

利用状況

最新のデータによると、2019年の1日平均乗降人員は774人で、乗車人数と降車人数はそれぞれ387人となっています。この数値は汐見橋線の駅の中で岸里玉出駅を含めて2位の利用状況です。

駅周辺の状況

津守駅の周辺には、1908年から1952年まで存在した大日本紡績（現在のユニチカ）津守工場がありました。この工場の影響で、駅周辺は非常に賑やかでした。工場が閉鎖されて以降は、その跡地には大阪府立西成高等学校や西成公園、津守下水処理場の一部が置かれ、当時の賑わいを伝えています。また、駅南の踏切を渡ると津守商店街があり、さらに鶴見橋商店街へと続いています。鶴見橋商店街を通じて四つ橋線の花園町駅や高野線の萩ノ茶屋駅にも徒歩でアクセス可能です。

公共施設と教育機関

駅の近くには西成津守郵便局や大阪市津守下水処理場があります。また、周辺には大阪市立北津守小学校、松之宮小学校、鶴見橋中学校、大阪府立西成高等学校などの教育機関も存在し、地域の教育を支えています。

交通アクセス

交通利便性も悪くありません。新なにわ筋（大阪府道29号大阪臨海線）や阪神高速道路15号堺線の津守出入口にも近く、各種交通手段が整っています。最寄りのバス停は鶴見橋通で、大阪シティバスの29号系統が運行されています。

まとめ

津守駅はその歴史と地域の発展に寄与してきた駅であり、地元住民にとって重要な交通の要所です。周辺の商業施設や教育機関と共に、地域の活性化に貢献しています。今なお駅は多くの人々に利用され、地域の一部として重要な役割を果たし続けています。

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