津高

津高（つだか）

津高は岡山県岡山市北区に存在する大字で、旧称の中原（なかはら）や、さらに古い呼称の東原（ひがしはら）から名称が変遷しました。郵便番号は〒701-1152で、地域の人口は5209人（うち男性2527人、女性2682人）で、世帯数は2454世帯（2018年7月時点）です。なお、津高地域から独立した津高台も併記し、こちらの郵便番号は〒701-1151で、人口は2313人（男性1138人、女性1175人）で、世帯数は792世帯です。

地域の概要

津高は、烏山（135.2m）と坊主山（120m）に囲まれた笹ヶ瀬川の東岸に位置し、半田山の西側に広がります。南端に位置し、北隣の横井上とともに経済的な中心地となっていますが、行政上の中心は津高の中北部にあたる栢谷や吉宗のエリアです。国道53号沿いや旧53号沿線には多くの商業施設や企業が立ち並び、ベッドタウンとして宅地が拡大しています。この地域の発展には、東部の山地地域の開発が寄与しており、津高台団地などの新しい大型団地も造成されています。さらに、北部には山陽自動車道が通り、岡山インターチェンジも国道53号の境界付近に設置されています。

学校情報

公立の小・中学校に通う場合、津高地域内では特定の学区が指定されています。地域の教育環境は充実しており、子どもたちが学ぶ場所としての機能を果たしています。

歴史的背景

津高は古代には備前国津高郡の一部であり、江戸時代には「東原村」として知られていました。この地域には笹ヶ瀬川を挟んで西側には西原村（現在の富原）があり、いずれも津高郷の中核心的なエリアとされています。古代の山陽道がこの地を通っていたことからも地域の重要性が伺えます。

明治時代には中原村として統合された後、津高村と合併し津高町が設立されました。昭和46年には岡山市に編入され、以降、岡山市の一部として現在に至ります。町名の変更は、旧町名が住所から消えないように配慮され、商業活動の中心地である中原地区がその後津高として残りました。

地形と地勢

津高の地形は山地に囲まれた谷間であり、笹ヶ瀬川が流れる美しい環境が整っています。主な山には半田山、ダイミ山、烏山があり、自然環境も魅力の一部となっています。

主要施設

地域内には医療・福祉関連の施設が整っています。「岡山二人クリニック」や「特別養護老人ホーム津高寮」などが設置され、住民に密接に関わっています。また、金融機関には中国銀行があり、日常の金融業務が支障なく行えるようになっています。商業施設も多岐にわたり、イズミヤやディオ、ザグザグなどの大型店があり、地域の生活を支えています。さらに、交通機関として岡山電気軌道津高営業所が利用されており、アクセス性も良好です。

交通・道路

国道53号と山陽自動車道が主要な交通網を形成しており、岡山インターチェンジも近くにあるため、非常に便利な立地です。

このように、津高は古い歴史と新しい開発が融合した地域であり、経済的にも重要な役割を果たしています。

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