浅香あき恵

浅香あき恵: 日本のお笑いタレント

浅香あき恵（あさか あきえ、1956年10月23日生まれ）は、日本の著名なお笑いタレントおよびコメディエンヌであり、吉本新喜劇の座員として多くのファンに愛されています。大分県大分市出身で、本名は佐藤 秋恵（さとう あきえ）です。彼女の芸名は新喜劇の初期に名乗った「浅香秋恵」として知られています。また、旧姓は首藤で、夫も新喜劇団員として活動していた佐藤武志です。

来歴

高校2年生の時に家庭の事情で大分から大阪に引っ越し、大阪市立天王寺商業高等学校を卒業します。中学生時代に演技を学ぶきっかけとなったのは、学芸会での老婆役です。その経験から演劇へ興味を抱き、高校では演劇部に所属。卒業後は様々な女優オーディションに応募するも成功せず、劇団員を志して大阪でオーディションを受けながらアルバイトを行いました。

彼女の運命を変えたのは、近所の喫茶店マスターによる吉本の紹介でした。1976年に吉本新喜劇に入団し、「浅香秋恵」としてデビュー。彼女はマドンナの立ち位置からスタートし、特に『吉本ギャグ100連発2』では、その独特の演技スタイルが話題に。座長の間寛平や船場太郎と共演し、彼らに負けぬ舞台根性を惜しみなく見せつけました。

しかし、1989年には「新喜劇やめよッカナ?キャンペーン」の期間中に退団し、同じく退団した島田一の介と漫才コンビを結成。この頃、彼女の芸名は「小田真理」と改名されましたが、あまり長続きせず、木村政雄に頼み込んで吉本新喜劇に再入団。改めて「浅香あき恵」と名乗りました。この時期に彼女は佐藤武志と結婚することとなります。

その後、浅香は新喜劇に復帰し、舞台では一の介と共演しながら脇役として活躍。彼女の活動40周年を祝う公演も行われ、ファンに感謝の気持ちを伝え続けています。

芸風

浅香の芸風は多岐にわたり、癇癪もちで傲慢な女性社長やストーカー的恋人、毅然とした母親役など様々な役を演じます。また声色も多様で、アニメ風の声から野太い声まで自在に操ります。彼女は初期には美人役が主でしたが、中盤以降には「ブサイク」や「汚いもの扱い」をされることが増えましたが、それでも演技に彼女の魅力は変わりません。

ギャグやイジリ

新喜劇では、登場時に観客から「ブ〜ッサイクやなー」と合唱されるのが定番。彼女は「オーマイガー」といった返しをし、登場シーンが始まります。共演者との掛け合いも特徴的で、辻本茂雄や小籔千豊からのイジリも多彩です。特に、「顔面の汚さ」や「ブサイク」のフレーズに反応を見せることで、観客を笑わせることができます。

近年の活動

現在も吉本新喜劇を中心に活動を続け、高頻度で更新される自身のブログは話題となり、多くのファンから支持を受けています。彼女はイケメン好きとして知られ、後輩芸人にセクハラじみた絡みを見せることもありますが、そこには彼女の独特のキャラクターが色濃く反映されています。また、テレビ番組やラジオ番組にも出演し続けており、多くの視聴者に愛される存在です。

現在の番組

彼女は現在、「よしもと新喜劇」や「なるみ・岡村の過ぎるTV」に出演しているほか、さまざまなメディアで活躍し、幅広いファンに支持されています。これからの活動も楽しみな芸人であり、今後のさらなる活躍が期待されます。

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