浦ノ崎駅

浦ノ崎駅は、佐賀県伊万里市山代町立岩に位置する松浦鉄道西九州線の駅です。伊万里湾に浮かぶ福島への玄関口である浦ノ崎港への最寄駅として、かつては国鉄時代の急行「平戸」も停車していました。

駅の魅力は、何と言っても構内に植えられた数多くの桜の木です。その美しさから「桜の駅」という愛称で親しまれており、春には見事な桜のトンネルが駅を覆います。この桜並木は、地元住民で結成された「浦ノ崎駅桜保存会」によって大切に守られています。保存会の方々が植樹や樹木の手入れを丹念に行うことで、美しい景観が維持されているのです。桜の開花時期には、鉄道ファンや写真愛好家など多くの人々が訪れ、賑わいを見せます。また、浦ノ崎駅を舞台にした「桜の駅まつり」も開催され、地域住民の交流の場となっています。

歴史

浦ノ崎駅は、1930年（昭和5年）10月1日に鉄道省伊万里線（後の松浦線）の駅として開業しました。その後、1962年（昭和37年）に貨物取扱が廃止され、1984年（昭和59年）には荷物扱いも廃止されました。国鉄分割民営化により、1987年（昭和62年）4月1日にJR九州松浦線の駅となり、さらに1988年（昭和63年）4月1日の第三セクター松浦鉄道への転換に伴い、同社西九州線の駅となりました。同時に無人駅となっています。2013年（平成25年）3月31日には、「桜の駅」の愛称が記された新しい駅名標が設置されました。

駅構造

浦ノ崎駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。無人駅であり、転換当初は木造駅舎がありましたが、現在は取り壊され、待合室とトイレ、公衆電話が設置されています。

利用状況

近年の一日平均乗車人員は減少傾向にあります。

駅周辺

駅周辺は住宅はあまり多くありません。主な施設としては、以下のものがあります。

浦ノ崎港：福島行渡船
浦崎郵便局
川南造船所跡（以前は浦ノ崎造船所と称し戦災復旧車等も手掛けた）
国道204号

隣の駅

松浦鉄道西九州線：波瀬駅 - 浦ノ崎駅 - 福島口駅

浦ノ崎駅は、美しい桜並木と静かな佇まいが魅力の駅です。春には桜を見に、ぜひ一度訪れてみてください。

松浦鉄道'>浦ノ崎駅時刻表 - 松浦鉄道
浦ノ崎駅 桜のトンネル(Hi-res/4K SAGA) Uranosaki Station Sakura tunnel - YouTube Uranosaki Station Sakura tunnel - YouTube)

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