浦安市運動公園陸上競技場

浦安市運動公園陸上競技場

浦安市運動公園陸上競技場は、千葉県浦安市に位置する陸上競技場であり、日本陸上競技連盟から第4種公認を受けています。公益財団法人うらやす財団が指定管理者として運営を行っています。特にこの競技場は、関東サッカーリーグ1部に所属するブリオベッカ浦安のホームスタジアムとして利用されており、命名権も取得しています。

建設の歴史

この競技場の建設は2009年に始まりましたが、2011年に発生した東日本大震災の影響で工事は一時中断されました。その後、被害状況の確認と調査が行われ、2013年に工事は再開。約6年後の2015年4月に無事竣工を迎えました。このような背景を持つ浦安市運動公園陸上競技場は、地域にとって重要なスポーツの拠点となっています。

ブリオベッカ浦安の活躍

ブリオベッカ浦安は、2015年度に関東サッカーリーグに参加する際にこの競技場を本拠地として使用しました。しかし、2016年度にはJFL（日本フットボールリーグ）に昇格したため、リーグの規定により人工芝の競技場での使用が認められませんでした。また、スタンドの収容人数が約2500人と限られているため、JFLやJ3リーグでの最低収容人数である5000人を満たすことができず、2016年から柏の葉公園総合競技場をメインに、千葉県内の主要都市のスタジアムを巡回してホーム戦を行うこととなりました。

しかし、ブリオベッカは2017年にJFLで年間順位15位になり、リーグを離れるチームが出なかったため、栃木ウーヴァと共に関東リーグへの降格が決定。2018年には3年ぶりにこの競技場でホーム戦を開催することに成功しました。2022年には全国地域CLで2位となりJFLに復帰したものの、競技場に関する規定は変わらず、再び柏の葉をメインに他の競技場でホーム戦を行いました。2023年にはJFLでの成績が良好だったものの、J3ライセンスの申請ができず、JFLに留まる結果となりました。

浦安市のスポーツ文化に寄与するこの競技場は、ラグビーリーグワンに所属する浦安D-Rocksにも影響を及ぼしています。D-Rocksは他の地域で競技を強いられたため、東京都世田谷区の駒澤オリンピック公園総合運動場陸上競技場で主にホストゲームを行っています。

施設概要

この競技場の収容人数はおおよそ2500人であり、メインスタンドに1000席、バック及びサイドスタンドに1500人程度が収容可能です。トラックは全天候型の舗装を施した合成ゴム製で、1周400メートルの8レーン、100メートル直線9レーン、障害物競走にも対応した設備が整っています。また、フィールドは日本サッカー協会公認の人工芝が使われており、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなどのフル規格に対応しています。照明設備についても、鉄塔8基にLED投光器を使用するなど、最新の技術が取り入れられています。

宜しくお願いします。

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