浮羽発着所

浮羽発着所について

福岡県うきは市浮羽町朝田に存在する浮羽発着所は、西鉄バス久留米が運営するバス停留所です。国道210号沿いに位置し、一般路線バスの行き先として重要な役割を果たしています。この発着所は、久留米バスセンターから出発する路線バスの東端にあり、実質的な終点となっています。

主な路線としては、JR久留米駅と大学病院を結ぶ「久留米～吉井線」が運行されており、浮羽発着所がこの路線の一部を形成しています。興味深いことに、この停留所はかつては「上千足」として設置され、「千足発着所」としても知られていました。しかし、2003年以降は「浮羽発着所」としての名称が公式に使用されるようになりました。

歴史と変遷

浮羽発着所は、当初からの歴史を持つバス停留所で、過去には福岡空港方面や日田・高塚方面への高速バスの路線も存在しましたが、現在は主に久留米方面からの折り返し場として利用されています。

構造と設備

現在の浮羽発着所の南半分は、ローソンの店舗が占めており、こちらは「西鉄バス浮羽発着所店」として営業しています。店舗には乗車口が設けられており、待合スペースとして利用する軽食コーナーもあります。バスの進入路は店舗駐車場の東側に位置しており、北半分のエリアにはバスの転回スペースと2台の待機場所があります。

一時期、2016年以前には、当発着所は舗装されていない砂利の敷地内に小さなガラス張りの待合所があったそうです。待合所には時刻表、ベンチ、広報掲示板などが設置されており、外部には飲料自動販売機と公衆電話、さらに便所も完備されていました。

運転手用の休憩スペースは設けられていなかったため、利用者や運転手のニーズに応じた適切な施設の整備が求められていました。バスが停車すると、北側と南側それぞれの乗車口に横付けする形で乗客が乗降していました。

現在の利用状況

現在、浮羽発着所では「久留米～吉井線」という路線が運行されています。具体的なルートは、浮羽発着所から吉井営業所、田主丸中央、善導寺を経て、西鉄久留米や久留米市役所、さらにはJR久留米駅に至るものです。朝の時間帯には快速便も運行されており、多くの利用者にとって便利な交通手段となっています。

周辺には国道210号が通り、隣接する中千足停留所が最も近いとされています。加えて、うきは市役所浮羽庁舎も近隣に位置し、地域の公共交通機関としての重要性が再認識されつつあります。バス停を利用することで手軽に市内各地を訪れることができ、地域活性化にも貢献している発着所です。

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