久留米駅

久留米駅の概要

久留米駅（くるめえき）は、福岡県久留米市城南町にある、九州旅客鉄道（JR九州）の主要駅です。福岡県内で三番目に大きな都市・久留米市の顔として、多くの利用者に親しまれていますが、繁華街からは少し離れた位置にあります。駅はJR九州が運営しており、地域では「JR久留米駅」と呼ばれることが多く、略して「JR駅」と称されることもあります。また、徒歩圏内には西鉄久留米駅も存在し、混同されないようバス停の名称で区別されています。

駅における乗降客数は、西鉄久留米駅の方がかなり多く、当地よりも繁華街に近いことが影響しています。

乗り入れ路線

久留米駅には、九州新幹線、鹿児島本線、久大本線（ゆふ高原線）が接続しています。新幹線では、各駅停車の「つばめ」や速達列車「さくら」が停車し、最速達列車の「みずほ」は定期列車としては上り・下りで各1本ずつが乗入れる形となっています。番外に、在来線は特急や快速を含む全ての列車が停車します。

駅の歴史

久留米駅は1890年に九州鉄道の駅として開業し、以後国有化や改築を経て、多くの歴史的な出来事がありました。例えば、1945年の久留米空襲では駅舎が被災し、1948年に新駅舎が完成しました。1987年の国鉄分割民営化を受け、今のJR九州となり、2000年には自動改札機を導入。2010年に新駅舎が開業し、明るいデザインが施された構内や利便性の高いアクセスとして知られています。

駅舎とホーム

駅舎は鉄筋コンクリート製で、2010年に新しく設立された3階建ての橋上駅舎です。出入口は東西に設けられ、両側にはバリアフリー仕様のトイレやエスカレーターも完備されています。また、久留米の文化を反映したステンドグラスの装飾も見られ、地元の魅力を感じさせます。

在来線のホームは地上にあり、二面四線と切り欠きホームの構成で、特急や各種列車が効率良く運行されています。新幹線も高架に、相対式ホームが設置されています。

駅周辺

駅の周辺には、久留米市役所や久留米大学医学部、バスのりば、商業施設などがあり、地域住民にとって便利なアクセスポイントとなっています。周囲には文化施設も多く立地しており、駅を起点に観光を楽しむことができます。また、姉妹都市である水天宮や梅林寺も徒歩圏にあり、観光客にも人気のスポットです。

利用状況

さらに、久留米駅は2020年度の平均乗車人員が約5,430人であり、JR九州の駅の中で22位の利用状況となっています。多くの人がこの駅を通じて移動しており、西鉄久留米駅とは異なる交通形態が確認できるでしょう。また、快速と普通列車の接続が行われるのは、隣の荒木駅である点も見逃せません。

久留米駅は全体的に交通の要所として機能し、久留米市の発展に寄与している重要なつながりを持つ場所です。交通機関が発展していく中で、今後も多くの人々に利用されていくことでしょう。

もう一度検索