海から来た流れ者

海から来た流れ者

『海から来た流れ者』は、1960年2月28日に公開された日活制作のアクション映画です。監督は山崎徳次郎、主演は小林旭。小林旭の代表作である『渡り鳥シリーズ』と並行して制作された『流れ者シリーズ』の記念すべき第一弾となります。

あらすじ

物語は、野村浩次が奪われた自分の拳銃の行方を追って、伊豆大島行きの船に乗り込むところから始まります。島に到着した野村は、礼子という女性が神戸一派に襲われている場面に遭遇し、彼女を助けます。礼子は藤徳組の頭の娘であり、神戸一派は藤徳組を島から追い出そうと嫌がらせをしていたのでした。礼子は東京で工事に必要な資金の融資を受け、島に戻りますが、藤徳組の前岡によってその金を奪われてしまいます。野村は礼子のために、金を取り戻すべく神戸一派の前岡の居場所へと向かうのでした。

キャスト

野村浩次：小林旭
藤田礼子：浅丘ルリ子
三浦修：川地民夫
神戸昭三：宍戸錠
佐伯ルミ：筑波久子
藤田五郎：木浦佑三
前岡達也：葉山良二
津久田恭平：二本柳寛

スタッフ

監督：山崎徳次郎
脚本：山崎巌、大川久男
原作：原健三郎
企画：児井英生
音楽：大森盛太郎
撮影：姫田真佐久
美術：中村公彦
編集：鈴木晄

音楽

主題歌：『ダンチョネ節』：小林旭
挿入歌：『ピンクレディー』：西田佐智子

ロケ地

三原山
伊豆大島

流れ者シリーズ

1. 海から来た流れ者（1960年2月28日公開）
2. 海を渡る波止場の風（1960年5月28日公開）
3. 南海の狼火（1960年9月3日公開）
4. 大暴れ風来坊（1960年11月16日公開）
5. 風に逆らう流れ者（1961年4月9日公開）

解説

本作は、小林旭が演じるアウトローな主人公が、任侠の世界で生きる姿を描いたアクション映画です。拳銃を武器に悪に立ち向かう主人公の姿や、浅丘ルリ子演じるヒロインとのロマンス、宍戸錠演じる敵役との対決など、見どころ満載です。伊豆大島の美しい風景を背景に、スピーディーな展開と迫力あるアクションシーンが繰り広げられます。流れ者シリーズの原点として、ファンにとっては見逃せない作品となっています。

外部リンク

海から来た流れ者 - 日活
海から来た流れ者 - 映画DB

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