海徳寺 (品川区)

海徳寺

海徳寺は、[東京都]]品川区南品川に位置する日蓮宗の寺院です。自覚山松陽院と号し、旧本山は大本山[[本圀寺]に属しています。脱師法縁の寺院としても知られています。

歴史

海徳寺は、大永2年（1522年）に自覚院岸日性によって開かれました。岸日性は鳥海和泉守であり、子孫には名主の利田吉左衛門などがいます。彼は自邸を寺に改め、松陽院日増（天文14年（1545年）没）を開山として迎えました。
現在の本堂は、寛延4年（1751年）に再建されたもので、品川区内では最古級の木造建築として貴重な存在です。

境内の見どころ

海徳寺の境内には、歴史と人々の祈りが込められたいくつかの見どころがあります。

釈迦生誕像

本堂の右側には、長谷川昂によって作られた釈迦生誕像が祀られています。

ホームラン地蔵

バットを抱え、ボールを持つ地蔵菩薩像は、ホームラン地蔵として親しまれています。王貞治がホームランの世界記録を樹立した際にも、報告に訪れた少年のお墓であると伝えられています。野球ファンにとっては特別な場所となっています。

軍艦千歳殉難者之碑

軍艦千歳の乗組員と一般見学者を乗せた伝馬船が、千歳に向かう途中で突風に遭い転覆した海難事故の慰霊碑です。この事故で亡くなった人々の冥福を祈るために建立されました。

交通アクセス

海徳寺へは、京浜急行電鉄の新馬場駅から徒歩4分です。

新馬場駅より徒歩4分

脚注

参考資料
日蓮宗寺院大鑑編集委員会『宗祖第七百遠忌記念出版 日蓮宗寺院大鑑』大本山池上本門寺 (1981年)
「品川宿 南品川宿上 海徳寺」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ53荏原郡ノ15、内務省地理局、1884年6月。
* “品川地区の指定文化財”. 品川区ホームページ. 2020年11月27日閲覧。

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