海老川駅

海老川駅（えびかわえき）は、かつて青森県むつ市昭和町に位置していた、下北交通大畑線の駅でした。2001年（平成13年）4月1日の大畑線廃止とともに、その歴史に幕を閉じました。

歴史

海老川駅の起源は、1960年（昭和35年）頃に設置された仮乗降場に遡ります。その後、1966年（昭和41年）12月15日に正式な駅として昇格しました。開業当初から駅員は配置されておらず、旅客のみを取り扱う無人駅でした。

1985年（昭和60年）7月1日には、国鉄大畑線の廃止に伴い、下北交通へと運営が移管されました。しかし、路線の利用状況は厳しく、2001年（平成13年）4月1日に廃止されることとなりました。

駅構造

海老川駅は、大畑方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を有する構造でした。駅舎はなく、簡素なホームのみが存在していました。廃止後、ホームや線路などの設備は撤去され、現在は更地となっています。

駅周辺

駅の周辺には、青森県立田名部高等学校があり、生徒たちの通学に利用されていました。駅の廃止により、生徒たちは他の交通手段を利用せざるを得なくなりました。

隣の駅

下北交通
大畑線
* 下北駅 - 海老川駅 - 田名部駅

海老川駅は、地域住民や学生にとって重要な交通拠点でしたが、大畑線の廃止とともにその役割を終えました。駅の跡地は、かつて鉄道が走っていたことを偲ばせる、静かな場所となっています。

もう一度検索