深川真二

深川真二（ふかがわ しんじ）は、1974年6月6日生まれの佐賀県出身の競艇選手です。登録番号は3623、身長は165cm、血液型はB型。1992年11月に唐津競艇場でデビューし、71期生として山崎智也、海野ゆかり、岩崎芳美らと同期です。

深川選手は、1996年4月に丸亀競艇場の一般戦で初優勝を飾り、1998年10月には福岡競艇場での全日本選手権競走でSG初出場を果たしました。2000年2月には唐津競艇場での九州地区選手権でGI初優出を、2008年8月には若松競艇場でのモーターボート記念でSG初優出を経験しました。

2009年は深川選手にとって飛躍の年となりました。9月に多摩川競艇場での夕刊フジ杯で優勝し、10月には丸亀競艇場でのJR四国ワープ杯で通算1000勝を達成しました。そして、2017年10月29日、平和島競艇場での全日本選手権競走で、6号艇から前付けで2コースを取り、1マークで1号艇の魚谷智之選手を差し切って、念願のSG初優勝を成し遂げました。

2019年2月には蒲郡競艇場での一般戦で優勝し、史上27人目となる24場制覇を達成。2020年8月には福岡競艇場でのレースで通算2000勝を達成し、同年12月には平和島競艇場での賞金王シリーズ戦で2度目のSG優勝を果たしました。さらに2021年8月には尼崎競艇場でのモーターボート大賞でGⅡ初優勝を飾り、同時に通算100回目の優勝を達成しました。

深川選手は、前日本モーターボート選手会選手会長であった上瀧和則選手のスタイルを受け継ぐイン屋として知られています。進入が深くなることを全く恐れず、「深イン真二」とアナウンスされるほどです。2015年5月18日の江戸川競艇場でのレースでは、6号艇ながら前づけを敢行し、45メートル空中線起こしという極端な深インとなりました。

深川選手は、これまでに数多くのタイトルを獲得しています。SGでは2017年の全日本選手権と2020年の賞金王シリーズ戦で優勝。GIでは、2009年のモーターボート大賞（唐津）、2010年の全日本王者決定戦（唐津）、2012年の全日本王座決定戦（芦屋）、2015年の競帝王決定戦（下関）、2022年のびわこ大賞（びわこ）で優勝。GIIでは、2021年の尼崎モーターボート大賞で優勝しています。

深川選手の積極的なレーススタイルと、卓越した技術は、多くのファンを魅了し続けています。

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