清峰高校前駅

清峰高校前駅

清峰高校前駅は、長崎県北松浦郡佐々町中川原免に位置する松浦鉄道西九州線の駅です。2007年3月18日に、それまでの上佐々駅（かみさざえき）から駅名が改称されました。

歴史

1959年1月20日に、国鉄松浦線の肥前神田駅と佐々駅の間に上佐々駅として開業しました。その後、国鉄の分割民営化を経てJR九州の駅となり、1988年からは松浦鉄道の駅として現在に至ります。

駅名が改称された背景には、駅のすぐそばにある長崎県立清峰高等学校の活躍があります。2005年から2006年にかけて、清峰高校は長崎県代表として3季連続で甲子園に出場し、第78回選抜高等学校野球大会では準優勝を果たしました。それまで甲子園とは縁遠かった清峰高校の快進撃は「清峰旋風」と呼ばれ、地元を大いに沸かせました。この盛り上がりの中、町民やファンから「清峰」の名を冠した駅名にしてほしいという要望が上がり、佐々町長が松浦鉄道に駅名改称の要望書を提出。その結果、2007年3月18日のダイヤ改正で現在の駅名に改められました。駅名改称から2日後には駅で命名式が行われ、関係者が出席して新しい駅名標が披露されました。さらに2009年、清峰高校は今村猛投手を擁して第81回選抜高等学校野球大会で優勝し、長崎県勢初の甲子園制覇を成し遂げました。

年表

1959年1月20日：国鉄松浦線の上佐々駅として開業
1987年4月1日：国鉄分割民営化により、JR九州松浦線の駅となる
1988年4月1日：松浦鉄道への転換に伴い、同社西九州線の駅となる
2006年8月：佐々町長が松浦鉄道へ駅名改称の要望書を提出
2007年3月18日：清峰高校前駅に改称

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅で、無人駅です。駅舎はありませんが、待合室が設置されています。待合室の壁には、清峰高校の生徒が描いた壁画が飾られています。

利用状況

2017年度の1日平均乗降人員は527人です。

駅周辺

駅は佐々川沿いの谷がやや狭まった場所に位置しています。

国道204号
長崎県立清峰高等学校
佐々町立佐々小学校
皿山公園

その他

清峰高校前駅は、テレビ東京の旅番組『田舎に泊まろう!』のロケ地になったことがあります。

隣の駅

松浦鉄道

西九州線：神田駅 - 清峰高校前駅 - 佐々駅

脚注

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

清峰高校前駅時刻表 - 松浦鉄道

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