佐々駅

佐々駅

佐々駅は、長崎県北松浦郡佐々町本田原免に位置する松浦鉄道西九州線の駅です。かつては臼ノ浦線が分岐しており、地域の交通の要衝でした。

概要

佐々駅は、佐々町の中心部に位置し、駅周辺には佐々町役場、佐々町立佐々中学校、佐々町立図書館などの公共施設が集まっています。また、佐々川が駅の裏側を流れ、自然豊かな景観も楽しめます。

駅の愛称は「河津桜とシロウオの里」で、佐々町の春の風物詩であるカワヅザクラとシロウオにちなんでいます。春には駅周辺で美しい河津桜が咲き誇り、シロウオ漁も行われます。

歴史

1931年（昭和6年）12月27日：佐世保鉄道の駅として開設。当時の読みは「ささ」。
1936年（昭和11年）10月1日：佐世保鉄道買収に伴い、鉄道省松浦線の駅となる。駅名の読みを「さざ」に変更。
1971年（昭和46年）12月26日：国鉄臼ノ浦線が廃止。
1982年（昭和57年）11月15日：貨物営業を廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、九州旅客鉄道（JR九州）の駅となる。
1988年（昭和63年）4月1日：第三セクター松浦鉄道への転換に伴い、同社西九州線の駅となる。
1991年（平成3年）5月：現駅舎竣工。
1992年（平成4年）7月15日：列車増発に伴い3番のりばを整備し使用再開。
2015年（平成27年）5月11日：駅愛称が「河津桜とシロウオの里」に決定。
2022年（令和4年）3月：佐々町が駅舎を改装して佐々駅舎交流センターを設置。

駅構造

佐々駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線の地上駅です。島式ホームが1・2番のりば、単式ホームが3番のりばとなっており、各ホームは構内踏切で連絡しています。3番のりばは行き止まりで、たびら平戸口方面へは行けません。

駅舎は木造ログハウス風の2階建てで、1991年に竣工しました。国鉄時代の駅舎は単式ホーム側にあり、のりば番号も現在とは逆でした（単式ホームが1番、島式ホームが2・3番）。臼ノ浦線廃止後は、1番のりば（現在の3番のりば）のレールが撤去された時期もありました。

2022年3月には、佐々町が駅舎をリニューアルし、「佐々駅舎交流センター」を開設しました。約800メートル離れた場所にあった「町観光情報センター」も移転しています。

利用状況

2017年度の1日平均乗降人員は599人です。

駅周辺

佐々駅周辺は佐々町の中心部で、以下の施設があります。

佐々町役場
佐々町立佐々中学校
佐々町立図書館
佐々町文化会館
国道204号
佐々郵便局
十八親和銀行佐々支店
十八親和銀行佐々中央支店
エレナ佐々店
マックスバリュ佐々店
モスバーガー長崎佐々店
ビッグマン佐々店（佐世保バーガー）
ドコモショップ佐々店

バス路線

駅前には佐々バスセンターがあり、西肥バスの路線が発着しています。佐世保駅方面、平戸方面、松浦方面などへの路線が運行されています。

隣の駅

松浦鉄道西九州線

快速・普通：清峰高校前駅 - 佐々駅 - 小浦駅

廃止区間

日本国有鉄道臼ノ浦線

* 佐々駅 - 臼ノ浦駅

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