清水寺 (徳島市)

清水寺（徳島県徳島市）

清水寺は、徳島県徳島市に位置する高野山真言宗の寺院で、諏訪山という山号をもちます。本尊は准胝観音像であり、地域の人々から厚く信仰されています。

概要

清水寺は、阿波秩父観音霊場の31番札所、徳島二十四ヶ所地蔵霊場の15番札所、そして徳島七福神霊場の寿老人を祀る寺院としても知られています。多くの巡礼者が訪れる、歴史と信仰の深さを感じさせる場所です。

歴史

清水寺は1632年（寛永9年）に、徳島市寺町にある願成寺の住職であった宥蓮によって創立されました。開祖となった宥蓮は、徳島藩主・蜂須賀至鎮からの多大な支援を受け、山門、経堂、方丈、庫裡などの建造物や、毘沙門天像などが寄進されたと伝えられています。

特に山門については、勝瑞城または一宮城の城門を移築したものという言い伝えがあります。また、本堂は明治初年に徳島市伊賀町にあった松巌寺裏の慈本院の本堂を買い取って移築したとされています。慈本院は徳川家とゆかりのある寺院でした。

境内

境内には大きな山門が建ち、水子地蔵が祀られています。内塀の中には本堂があり、静かで落ち着いた雰囲気が漂っています。境内横には氏神である諏訪神社があり、共に参拝する人も多くいます。また、境内裏には眉山がそびえ立ち、自然豊かな景観を楽しむことができます。

交通アクセス

鉄道:
JR佐古駅より徒歩約10分
自動車:
徳島自動車道 徳島インターチェンジより約15分

外部リンク

諏訪山 清水寺
清水寺（とくしま七福神・寿老人）

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