清水康弘 (環境省)

清水康弘について

清水康弘（しみず やすひろ）は、1956年7月24日生まれの日本の官僚です。東京大学教養学部を卒業後、環境庁に入庁し、環境問題の専門家としてキャリアを積みました。現在は、ギリシャ駐箚特命全権大使を務めています。

環境問題への取り組み

清水氏は、環境庁（後の環境省）において、地球温暖化問題をはじめとする様々な環境問題に取り組んできました。特に、国連気候変動枠組条約の交渉には担当官として参加し、リオデジャネイロの地球サミットにも出席するなど、国際的な舞台でも活躍しました。また、環境大臣秘書官や環境情報システム室長といった要職も歴任し、環境政策の立案・推進に大きく貢献しました。

多様なキャリア

環境省以外にも、通商産業省（現経済産業省）に出向し、東北通商産業局総務企画部長や東北経済産業局総務企画部長を務めるなど、幅広い分野で活躍しました。2006年には、第1次安倍内閣において、首相官邸政策スタッフとして内閣総理大臣補佐官付内閣参事官に就任し、政策立案にも携わりました。

原子力規制庁長官として

環境省では、総合環境政策局長などを歴任した後、2014年に原子力規制庁次長、2015年には原子力規制庁長官に就任しました。原子力規制庁長官として、原子力施設の安全規制に関する重要な役割を担いました。2017年に退官しています。

ギリシャ大使として

2017年6月、ギリシャ駐箚特命全権大使に任命され、外交官としての新たなキャリアをスタートさせました。同年10月には、兼任でキプロス駐箚特命全権大使も務めましたが、2018年2月に免ぜられました。2020年にギリシャ大使を離任しています。

その他

2015年11月には、過去の文書管理をめぐり、口頭で厳重注意を受けています。

清水康弘氏は、環境問題の専門家として、また官僚として、幅広い分野で活躍してきた人物です。その経験と知識は、国際舞台でも活かされています。

脚注

* 駐ギリシャ日本国大使より御挨拶

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