清水駅 (大阪府)

清水駅 (しみずえき)

大阪市高速電気軌道（Osaka Metro）今里筋線に属する清水駅は、大阪府大阪市旭区清水四丁目に位置する地下鉄駅です。駅番号はI15が付与されています。

概要

清水駅は、大阪市旭区内に存在するOsaka Metroの地下鉄駅の中で、唯一単独の駅名を持つことが特徴です。区内にある他の地下鉄駅が複数の地名などを組み合わせた複合駅名であるのに対し、当駅は「清水」という名称のみを使用しています。

また、当駅には今里筋線の乗務員が所属する清水乗務所が併設されており、このため一部の列車では乗務員の交代が行われます。運転上の重要な拠点の一つとなっており、朝および夕方の時間帯には当駅を始発または終着とする列車が設定されています。駅の今里方面には留置線が設けられており、これは鶴見緑地北車庫への入出庫線としても機能しています。

歴史

清水駅の開業に至る歴史は以下の通りです。

2006年7月10日：駅名が正式に「清水」駅に決定されました。
2006年12月24日：今里筋線の開業と同時に駅が開設されました。
2018年4月1日：大阪市交通局の民営化に伴い、大阪市高速電気軌道（Osaka Metro）の駅となりました。

駅構造

駅の構造は地下に設けられた島式ホーム1面2線を有しています。これは線路を挟んで向かい合う形でホームが設置されている形式です。安全対策として、ホームには可動式ホーム柵が設置されており、転落事故などを防止しています。利用者が利用できる改札口は一つのみです。

当駅はOsaka Metroの清水管区駅に属しており、清水管区駅長が当駅のほか、隣の新森古市駅（I16）および関目成育駅（I17）を管理しています。

利用状況

清水駅は、Osaka Metroの駅の中では比較的利用者が少ない駅の一つとして知られています。2024年11月12日に実施された直近の調査における1日あたりの乗降人員は5,893人でした。この数値の内訳は、乗車が3,024人、降車が2,869人となっています。

この乗降人員は、今里筋線に属する駅の中で最も少ない数値です。さらに、ニュートラム線を除くOsaka Metro全線で見ても、清水駅は乗降人員が最少の駅です。ニュートラム線を含めたOsaka Metro全体の駅の中では、南港東駅が最も少なく、清水駅はそれに次いで利用者の少ない駅となっています。

駅周辺

駅周辺は主に住宅地が広がっており、大規模な商業施設や娯楽施設など、多くの人を集めるような目立った施設は少ない地域です。

ただし、少し距離はあるものの、活気のある千林商店街や、それに隣接する京阪電鉄京阪本線の千林駅も比較的近い位置にあります。

バス路線

清水駅の最寄りのバス停留所としては、「清水小学校前」および「清水二丁目」があります。これらの停留所には大阪シティバスの以下の系統が乗り入れています。

86号系統：布施駅前 行き ／ 上新庄駅前 行き

隣接駅

大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) 今里筋線における清水駅の隣接駅は以下の通りです。

太子橋今市駅 (I14) - 清水駅 (I15) - 新森古市駅 (I16)

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