太子橋今市駅

太子橋今市駅は、大阪市高速電気軌道（Osaka Metro）の駅で、大阪市旭区太子橋一丁目に位置しています。ただし、駅施設の大半は守口市京阪本通一丁目にあり、Osaka Metroで唯一、市境を跨ぐ駅として知られています。谷町線と今里筋線の2路線が乗り入れており、それぞれの駅番号は谷町線がT13、今里筋線がI14です。

駅の構造は、谷町線ホームが国道1号の地下に、今里筋線ホームが国道479号の地下にそれぞれ伸びています。今里筋線の軌道と施設は全て守口市内にありますが、西改札より西側の施設は旭区にあります。特筆すべきは、今里筋線ホームが地上面から25.9メートルと深く、Osaka Metro内で3番目に深い駅である点です。

歴史

1977年（昭和52年）4月6日：谷町線が都島駅から守口駅まで延伸した際に開業しました。
2006年（平成18年）12月24日：今里筋線が開業し、乗換駅となりました。
2018年（平成30年）4月1日：大阪市交通局の民営化に伴い、大阪市高速電気軌道（Osaka Metro）の駅となりました。

駅名の由来は、かつての大阪市電都島守口線の太子橋駅と今市町駅の複合駅名に由来します。また、太子橋（旧西成郡豊里村大字橋寺・天王寺庄の新淀川左岸）と今市（旧東成郡古市村大字今市）の複合駅名でもあります。太子橋の「太子」は聖徳太子に由来し、天王寺庄が四天王寺の建設予定地だったという故事に因んでいます。

駅構造

駅は地下駅で、谷町線と今里筋線ともに島式ホーム1面2線を有しています。今里筋線ホームには可動式ホーム柵が設置されています。改札口は、今里筋線開業前は1か所でしたが、開業時に東改札が追加され、従来の改札は西改札となりました。谷町線部分は東梅田管区駅に所属し、大日駅が管轄しています。一方、今里筋線部分は清水管区駅に所属し、井高野駅が管轄しています。

谷町線ホームの大日側から今里筋線のコンコースに繋がっており、ホーム間の移動ルートは少し異なります。かつて駅には定期券発売所がありましたが、2021年4月30日に閉鎖されました。

のりば

1番線：谷町線 大日方面
2番線：谷町線 八尾南方面
3番線：今里筋線 今里方面
4番線：今里筋線 井高野方面

利用状況

2023年11月7日の1日乗降人員は12,757人（乗車人員：6,488人、降車人員：6,269人）です。

駅周辺

駅周辺には、多くの学校や公共施設、商業施設が立地しています。

学校：大阪工業大学、常翔学園中学校・高等学校、大阪市立今市中学校、大阪市立大宮小学校、大阪市立太子橋小学校、大阪府立思斉支援学校、大阪国際滝井高等学校、守口市立さつき学園
金融機関：旭今市太子橋郵便局、守口土居郵便局、大阪シティ信用金庫守口支店、りそな銀行守口支店、三井[[住友銀行]]守口京阪本通出張所
公共施設：関西医科大学付属病院
商業施設：旭通商店街、土居商店街「ポポラーレ土居」、京阪太子橋スクエア、古本市場京阪本通店、京阪商店街、京阪中通商店街、京阪東通商店街、今市商店街、万代 守口店、マックスバリュ 太子橋店
その他：ドコモ大阪ビル、大阪市営城北住宅、京阪本通1交差点、豊里大橋、京街道跡道標、宝龍寺、コナミスポーツクラブ守口、京阪本線土居駅・滝井駅、大阪シティバス守口営業所

バス路線

最寄りのバス停留所は「地下鉄太子橋今市」です。大阪シティバスと北港観光バスが以下の路線を運行しています。内環状線を走行する86号系統の停留所は、国道1号を挟んで両側に設置されています。

10号系統：地下鉄都島・天満橋 行 / 守口車庫前 行
34号系統：大阪駅前 行 / 守口車庫前 行
35号系統：杭全 行 / 守口車庫前 行
78号系統：大阪駅前 行 / 守口車庫前 行
86号系統：布施駅前 行 / 上新庄駅前 行
あさひあったかバス：生江 方面 / 守口車庫前 方面

隣の駅

大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)

谷町線：守口駅 (T12) - 太子橋今市駅 (T13) - 千林大宮駅 (T14)
今里筋線：だいどう豊里駅 (I13) - 太子橋今市駅 (I14) - 清水駅 (I15)

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