渡瀬駅 (福岡県)

渡瀬駅の概要

渡瀬駅（わたぜえき）は、福岡県みやま市高田町濃施にある九州旅客鉄道（JR九州）鹿児島本線の駅で、駅番号はJB24です。駅の歴史や周辺施設、交通状況について詳しく確認できる情報を提供します。

駅の歴史

渡瀬駅の歴史は1891年にさかのぼります。当時、九州鉄道の一部として開設され、その後1907年に国有化されました。1978年には貨物取扱が廃止され、1984年には荷物扱いも終了しました。1985年には駅員が配置されなくなり、1987年にはJR九州に引き継がれました。その後、2006年に駅舎が新しくなり、2009年にはICカード「SUGOCA」の利用が可能となりました。2015年からはみやま市観光協会がきっぷ販売を担当し、2022年には終日無人駅になりました。

駅名の由来

駅名の「渡瀬」は、開業当時の地名に由来しています。この地域は楠田川と隈川に挟まれた宿場町であり、「渡瀬」という名称は、隈川を渡ることができる浅瀬が多かったことからの名です。駅名が「二川」とならなかったのは、「渡瀬宿」の方が知名度が高かったためとされています。

駅の構造と設備

渡瀬駅は地上駅で、単式ホーム2面2線を持っています。かつては中線もありましたが、現在は撤去されています。ホーム同士は跨線橋で接続されています。無人駅として運営されており、2022年までは簡易委託施設がありました。

利用状況

渡瀬駅はみやま市高田町の中心部に位置しています。駅前を150mほど直進すると国道208号との交差点に到達します。地域交通の要所として機能しており、周辺には市役所や図書館、公園など多くの施設があります。

周辺の施設

• - みやま市役所高田支所

市の行政機関が設置されており、住民サービスを提供しています。

• - マイピア高田

市立の図書館が併設されており、地域の文化活動に寄与しています。

• - 高田濃施山公園

自然を楽しむことができる公園で、散歩やレクリエーション活動に利用されています。

• - 西日本鉄道開駅

西鉄路線の拠点として、アクセスの便利な場所です。

• - 南筑後農業協同組合

地域農業の支援を行う組合で、農作物の流通を助けています。

• - 渡瀬郵便局

郵便サービスを提供する施設です。

バス路線

渡瀬駅には数本のバス路線があり、地域内での移動が便利です。「JR渡瀬駅」停留所からはみやま市コミュニティバスが発着し、急な移動に役立ちます。

• - 瀬高・高田線: 市立図書館に向かう路線
• - 山川・高田線: 山川げんきかん方面行き
• - 高田・瀬高線: みやま市役所などへのアクセス

隣の駅

• - 南瀬高駅 (JB23)
• - 吉野駅 (JB25)

渡瀬駅は、地域の観光や交通の便を向上させる重要な役割を担っています。今後も地域発展とともにその重要性は増していくことでしょう。

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