湯沸岬灯台

湯沸岬灯台について

湯沸岬灯台（とうぶつみさきとうだい）は、北海道厚岸郡浜中町の美しい霧多布岬に位置する、特に目を引く白地に赤い横帯が施された四角形の大型灯台です。この灯台は、太平洋に面しており、周囲は厚岸道立自然公園として保護されているため、自然の美しさを存分に楽しむことができる場所となっています。

灯台の実効光度は82万カンデラに達し、これは北海道の灯台の中でも最も明るいものとされています。また、灯台は湯沸岬帆掛岩照射灯（航路標識番号：0145）を併設しており、航行する船舶に対する重要な目印ともなっています。

歴史

湯沸岬灯台の歴史は1930年に遡ります。その年の10月11日、前身である霧多布港灯柱が初めて点灯しました。しかし、1949年に霧多布港灯柱は廃止され、その後1951年になって現在の灯台が初めて点灯されました。この灯台は、1966年にバックスキャスター方式の霧探知機を設置し、1985年に改築が行われました。2010年には霧信号所が廃止されましたが、2016年には恋する灯台プロジェクトに認定されるなど、地域のシンボルとしての役割を果たしています。

アクセス

湯沸岬灯台へはJR浜中駅からくしろバス浜中線を利用し、約17分で終点の「霧多布温泉ゆうゆ」バス停に到着します。そこからは徒歩で約40分の距離に位置しています。また、北海道道1039号霧多布岬線沿いにある霧多布岬キャンプ場付近の駐車場からも簡単にアクセスできます。

周辺の見どころ

湯沸岬灯台の周辺には、さまざまな観光スポットがあります。特に霧多布湿原は自然愛好家に人気があり、その独特の生態系を楽しむことができます。霧多布温泉は、訪れる観光客に安らぎを提供し、浜中湾やアゼチ岬なども魅力的な景観を堪能することができます。アゼチ岬は、湯沸島の西端に位置する岬で、展望台からの眺めが美しいことでも知られています。

まとめ

湯沸岬灯台は、その明るい光と美しい景観で訪れる人々を魅了するスポットです。自然公園としても保護されているこの地域は、観光だけでなく、幅広いアクティビティを楽しむことができるため、北海道を訪れる際には是非足を運んでいただきたい場所です。

もう一度検索