溝口香奈

溝口香奈のプロフィールと競輪人生

基本情報

溝口香奈（みぞぐち かな）は1985年7月30日に生まれ、兵庫県たつの市で育った女子競輪選手です。彼女の本名は魚屋で、日本競輪選手会の大分支部に所属しています。初めは奈良支部で活動し、主な競技場は別府競輪場です。彼女は日本競輪学校の第108期生で、師匠には中川武志（60期）がいます。また、競輪選手の魚屋周成（99期）と結婚し、弟子に安東莉奈（122期）を持つ優れた選手です。

経歴の始まり

溝口は3人兄弟の長女として成長し、兵庫県立大学付属高校では硬式テニス部に所属していました。その後、大阪芸術大学ではアイスホッケー部に所属し、スポーツに親しむ日々を送りました。大学卒業後は日本写真判定（現・JPF）に就職し、そこを通じてガールズケイリンの1期生を知ります。この出会いが彼女の競輪への興味を引き起こし、ガールズサマーキャンプへの参加を決意しました。

競輪学校への挑戦

競輪選手としてのキャリアを志すために、溝口は競輪学校の第106期を受験しましたが、予想とは裏腹に不合格となりました。しかし、諦めることなく再チャレンジし、技能試験に再度挑戦。2013年12月20日、見事に第108期技能試験に合格し、競輪学校に通うことが決まりました。在校中は7位という成績を収め、卒業記念レースでは6着という結果を残しました。

プロ選手としてのデビュー

彼女は2015年7月3日、奈良競輪場でのデビュー戦にて3着に入るスタートを切り、同年7月13日には高知競輪場にて初勝利を達成しました。この成功はさらなる経験を積むための大きなステップとなりました。

家庭と競輪

2017年1月11日には、同じ競輪選手の魚屋周成と結婚しました。その後、2月には奈良支部から大分支部へと移籍。さらに、同年11月には第1子を出産しました。選手活動を行いながらも母としての役割をこなし、家族との時間を大切にしてきました。

産休と復帰

その後、溝口は再びレースに復帰しましたが、第2子を妊娠したため、2020年11月より長期にわたる産休を取ることになりました。当初は2023年夏ごろからの競技復帰を計画していましたが、思わぬ事情が持ち上がります。夫の誘導員早期追い抜きによる失格が影響し、一時的に無収入となった彼女は急遽、復帰試験に臨むことにしました。

約2年半のブランクを経て

そして、2023年2月18日、小倉FII（ミッドナイト）のレースで約2年半ぶりの復帰を果たしました。新たな挑戦の始まりに向けた期待と緊張が入り混じる瞬間でした。溝口香奈の進む道は、常にチャレンジングであり、彼女の競技人生はこれからも続いていくことでしょう。競輪という競技の中で彼女の成長を見守ることができるのは、多くのファンにとって喜ばしいことです。

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