別府競輪場

別府競輪場について

別府競輪場（べっぷけいりんじょう）は、大分県別府市に位置する競輪の開催地であり、1950年に開設されました。別府市が施設の所有者であり、主催も行っています。また、競技自体はJKA西日本地区本部の九州支部が実施しています。競輪場の電話投票コードは86#で、観戦者には嬉しい本場入場料が無料となっています。

年間イベント

別府競輪場では、毎年11月に記念競輪として「オランダ王国友好杯」が開催されていますが、2021年は特別な事情により、開催時期が6月に変更されました。2024年からはこの大会もナイター開催に変更される予定です。さらに、特別競輪のGIIクラスでは、過去にふるさとダービー（1991年、1992年）、東西王座戦（2008年）、サマーナイトフェスティバル（2019年）そしてウィナーズカップ（2023年）が行われており、GIは2019年の全日本選抜競輪から始まりました。このように別府競輪場は様々な大会を通じて、多くのファンを魅了しています。

レース体験の向上

別府競輪場は1997年からインターネットでのレースライブ中継を行っており、技術革新にも積極的です。2005年にはバンクやメインスタンドの改修を行い、2006年にその工事が完了しました。また、2012年には「9時からだョ!全員集合!」として、午前9時に競走がスタートするモーニングレースを初めて実施しました。

2016年12月からは選手宿舎が改築され、2018年からはナイターおよびミッドナイト競輪の開催も始まりました。特に、「べっぷ湧くわくナイトレース」はナイター競輪の全国での実施において17番目の開催地となっています。

マスコットとプロモーション

別府競輪場のマスコットキャラクターには「ゆ〜坊」と「マー君」がおり、それぞれの公式サイトで発信されています。また、2018年には元柔道家でタレントの篠原信一が別府競輪のプロモーションキャラクターに起用され、競輪場の魅力を広める活動が行われました。

チャリロトと収入

別府競輪場では、2011年から重勝式の投票方式であるチャリロトを導入しました。しかし、2012年には発売方法が変更され、キャリーオーバー方式での販売が一時中止され、その間の収入は別府市の財源に寄与しました。11月からは他の競輪場と共同でキャリーオーバーを共有する『グループG』としての発売が開始されました。

バンクの特徴

別府競輪場のバンクは、1周400メートルの周回コースで、コーナーはレムニスケートという特殊な曲線を利用しており、レースにおいて全体的なクセが少ないと評されています。ただし、バックストレッチ側に面する海からの風の影響を考慮する必要があります。映像装置はバックストレッチの3コーナー付近に設置されています。

アクセスの利便性

アクセスに関しては、日豊本線の亀川駅または別府大学駅から徒歩で約15分の距離です。また、バスでの移動も可能で、大分交通のバスが「照波園」で停車します。さらに、別府観光港からも徒歩でアクセスできる距離にあります。

温泉施設

別府に名高い温泉地としての特性を生かし、競輪場内には温泉施設が設けられています。競輪と温泉を楽しむことができるユニークな体験を提供しています。月2日間の定休日を除き、通年営業しております。

広告と学園コマーシャル

2022年度には、別府けいりんの選手が通う架空の学園を舞台にしたCM「オトナのトキメキ　ラブ♡リン」が公開され、コミュニケーションワード「青春も競輪もドキドキがとまらない」で盛り上がりを見せました。その他、過去にはTVCM『別府競輪の男達』シリーズがACCCMフェスティバルで入賞するなど、プロモーション活動も活発に行われています。

このように、別府競輪場は豊かな競輪文化とともに、年間を通じて多彩なイベントを展開し、訪れる人々に楽しみや興奮を提供しています。

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