滋賀県立体育館

滋賀県立体育館

滋賀県立体育館（しがけんりつたいいくかん）は、滋賀県大津市に位置する大型の多目的施設です。地域のスポーツ振興や利用者の健康促進を目的に設立され、年間の利用者数はすでに10万人を超えています。この施設は様々なスポーツイベントや公共の催しを支える重要な場となっています。

概要

この体育館は、1973年の竣工以来、滋賀県民に活用され、地域におけるスポーツの拠点となってきました。特に、学校や地域のスポーツクラブだけでなく、さまざまな大会やイベントで利用されています。

歴史

1970年に滋賀県がこの体育館の運営団体を設立し、1973年に本館が竣工しました。その後、1979年には別館が供用開始され、1981年には第36回国民体育大会のバスケットボール会場としても利用されました。また、2007年には滋賀県スポーツ協会グループが指定管理者に変更され、運営が新たにスタートしました。2016年には、学習塾経営会社が命名権を取得し、「ウカルちゃんアリーナ」と呼ばれるようになりました。

施設内容

本館（大競技場）

本館は広いフロアを誇り、1,890 m²の面積を有し、最大で5,905名を収容できます。多様なスポーツに対応できる設備が整っており、バスケットボールやバレーボール、ハンドボールなど、さまざまな競技に使えます。また、最新のLEDリボンも設置されています。

別館（小競技場）

別館は858 m²の広さを持ち、バスケットボールやバレーボール、卓球などの種目に対応しています。体操やエアロビクスのイベントにも使われ、地域のアクティビティに貢献しています。

スポーツ広場

広場はランニングコースが設置されており、3on3バスケットコートやニュースポーツコートも完備されています。また、大会開催時には臨時駐車場として利用できる場合もあります。

アクセス

滋賀県立体育館には多様なアクセス手段があり、JR琵琶湖線の膳所駅や京阪石山坂本線の京阪膳所駅から徒歩10-15分でアクセスできます。バスは「馬場一丁目」の停留所が近く、タクシーでは大津駅から約5分で着きます。自動車の場合は名神高速道路の大津ICから10分程度です。

主な大会・イベント

この体育館では、Vプレミアリーグの東レアローズのホームゲームをはじめ、さまざまなイベントが開催されています。特に、最大で規模がある大会には多くの観客が集まります。また新日本プロレスの試合も行われた実績があります。

移設計画

将来的には、老朽化を理由に、2025年に「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」の開催を契機に、体育館がびわこ文化公園に移設される計画があります。新しい体育館は「滋賀アリーナ」として名付けられ、運営方法もアップデートされる予定です。

駐車場・周辺情報

駐車場は57台分のスペースがありますが、近くには有料駐車場もいくつか存在します。施設周辺の利便性も高く、地域住民や観光客にとって利用しやすい環境が整っています。

滋賀県立体育館は、地域のスポーツと健康の中心的な役割を担っており、今後も様々な形でスポーツ文化を支えていくことが期待されています。

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