滋賀県立瀬田工業高等学校

滋賀県立瀬田工業高等学校

滋賀県立瀬田工業高等学校（しがけんりつ せたこうぎょうこうとうがっこう）は、大津市に位置する公立の工業高校であり、通称は「瀬田工」です。この学校は1939年に開校され、長い歴史を持つ教育機関です。元々は滋賀県立瀬田工業学校として設立され、その後の学制改革や学校名の変更を経て、現在の名称になりました。

概要

1948年の学制改革によって、滋賀県立瀬田高等学校に発展し、その後1949年に滋賀県立湖南高等学校へと改称。さらに1955年に現在の滋賀県立瀬田工業高等学校の名称が採用されました。この学校の定時制課程は1969年に分離され、滋賀県立大津東工業高等学校となりましたが、これは2017年に閉校しました。

沿革

学校の歴史は1938年に設置が認可されたことに始まり、最初は機械科と電気科が設置されました。翌年の1943年には中等学校令の施行により修業年限が短縮され、1944年には学徒動員が始まるなど、戦争の影響を受けて様々な変遷がありました。

1948年には新制高校として生まれ変わり、この際に併設中学校が設置されました。この中学校は一部生徒が新制高校に進学する際の橋渡しを行う役割を果たしていました。その後の数十年にわたり、学校は様々な学科を設置し、他校との統合や新たな課程の設立が繰り返されることになりました。

具体的な学科としては、機械科、電気科、化学工業科などがあり、各種技術を学ぶための環境が整っています。

部活動

また、部活動も充実しています。運動部には剣道、空手、水泳、野球、サッカー、柔道、バスケットボールなど多様な選択肢があり、文化部では茶華道や美術、吹奏楽、文芸活動が行われています。特に野球部は全国大会に出場するなど、優れた成績を収めてきました。ボート部も活発で、多くの大会で入賞しています。

著名な卒業生

数多くの著名な卒業生も輩出しています。元プロ野球選手の君野健一や橘髙淳、版画家の小林敬生、元力士の佐野浅太郎などがその一部です。また、最近ではU-19日本代表を経験したボート選手も卒業生の中にいます。

アクセス

アクセスはJR琵琶湖線の石山駅からバスを利用するか、京阪石山坂本線の唐橋前駅から徒歩で約11分と便利です。これにより、郊外からでも通いやすい立地にあります。

このように、滋賀県立瀬田工業高等学校は長い歴史を持ちながらも、時代の変化に柔軟に対応し、技術者や多様な人材を輩出し続けています。教育環境は整っており、今後の散発的な発展が期待されています。

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