潘善琪

潘善琪（はん ぜんき）

潘善琪（1977年10月7日 - ）は、日本棋院東京本院に所属する囲碁棋士で、八段の段位を持つ。台湾出身であり、大枝雄介九段の門下生。門下には李沂修八段がいる。実妹は同じく囲碁棋士の古川こんゆ二段。

棋士としての歩み

台湾で生まれ育ち、1996年に入段を果たす。

2002年には、第27期碁聖戦で本戦ベスト8に進出。翌2003年には、第18回NEC俊英囲碁トーナメント戦で決勝まで勝ち進んだものの、秋山次郎に敗れて準優勝となった。

2004年には、第60期本因坊戦最終予選を突破し、自身初となるリーグ入りを果たす。しかし、2005年4月まで行われたリーグ戦では0勝7敗と苦戦し、リーグ陥落となった。同年、第31期名人戦でもリーグ入りを果たし、山下敬吾からの白星をあげるものの、4勝4敗の成績で序列により陥落となった。

その後は、七大タイトルの本戦でベスト16に進出するなどの成績を残したが、更なる上位進出やリーグ入りはなかなか実現しなかった。しかし、2021年に第4回SGW杯中庸戦で優勝し、念願の初タイトルを獲得。「プロになってから何かで優勝することが目標だった。目標を達成できてうれしい」と喜びを語った。

主な棋歴

獲得タイトル

SGW杯中庸戦（2021年・第4回）

その他の良績

名人戦リーグ入り 1期（第31期）
本因坊戦リーグ入り 1期（第60期）
NEC俊英囲碁トーナメント戦 準優勝（第18回）

昇段履歴

1996年 入段、同年二段
1997年 三段
1998年 四段
2000年 五段
2002年 六段
2004年 七段（第60期本因坊戦リーグ入り）
2012年 八段（勝星規定）

外部リンク

日本棋院の潘善琪紹介ページ

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