澁谷和久

澁谷和久

澁谷和久（しぶや かずひさ、1959年8月12日 - ）は、日本の国土交通官僚であり、現在はチリ駐箚特命全権大使を務めています。

経歴

宮城県に生まれ、麻布高等学校を経て、1983年に東京大学法学部を卒業後、建設省に入省しました。1988年にはミシガン大学大学院で公共政策修士課程を修了しています。1991年から1996年まで千葉県に出向し、工業課長や総務部企画課長を歴任しました。

2001年に国土交通省が発足すると、初代政策評価企画官に任じられました。その後、内閣府防災担当企画官、国土交通省都市・地域整備局都市計画課開発企画調査室長、国土交通省九州地方整備局総務部長、国土交通省大臣官房広報課長、国土交通省国土計画局広域地方整備政策課長、国土交通省総合政策局政策課長、国土交通省総合政策局総務課長兼復興庁統括官付などを経て、要職を歴任しました。

2011年からは内閣官房に出向し、2012年には内閣府大臣官房審議官（経済社会システム、民間資金等活用事業（PFI）担当）兼民間資金等活用事業推進室長に就任。2013年には内閣官房国土強靭化推進室審議官を兼務し、同年には内閣官房TPP政府対策本部内閣審議官にも就任しました。

2016年には内閣官房TPP等政府対策本部国内調整総括官代理を務め、2017年からは内閣官房TPP等政府対策本部政策調整統括官として、貿易交渉などに携わりました。2019年には外務省外務大臣補佐を併任しています。

2020年にはチリ駐箚特命全権大使に任命され、現在に至ります。2024年度からは、関西学院大学総合政策学部で教授を務める予定です。


澁谷和久は、国土交通行政における豊富な経験と知識を持ち、政策立案や国際交渉において重要な役割を果たしてきました。その手腕は高く評価されており、今後の活躍も期待されています。

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