澄江市

澄江市（ちょうこう-し）

澄江市は、中華人民共和国雲南省玉渓市に位置する県級市です。その歴史は古く、1913年に河陽県が澂江県と改称されたことに始まります。その後、2019年12月13日に県級市へと昇格し、現在の澄江市となりました。

行政区画

澄江市は、以下の2街道と4鎮を管轄しています。

街道: 鳳麓街道、竜街街道
鎮: 右所鎮、陽宗鎮、海口鎮、九村鎮

これらの地域は、澄江市の経済、文化、社会を支える重要な役割を担っています。

交通

澄江市は、鉄道と道路の両面で交通の便が良い地域です。

鉄道

中国鉄路総公司の南昆旅客専用線が市内を通過しており、陽宗駅が設置されています。これにより、昆明方面や南寧方面へのアクセスが容易になっています。

南昆旅客専用線
（昆明方面）- 陽宗駅 -（南寧方面）

道路

高速道路網も整備されており、以下の道路が利用可能です。

汕昆高速道路・広昆高速道路（重複区間）
昆明環状高速道路
* S26 呈澄高速道路

これらの高速道路を利用することで、周辺地域への移動がスムーズに行えます。

世界遺産

澄江市には、世界的に有名な「澄江の化石産地」（澄江化石遺址）があります。これは、カンブリア紀の貴重な化石群である澄江動物群が産出した帽天山周辺を指し、2012年にユネスコの世界遺産リストに登録されました。

澄江動物群は、約5億2000万年前のカンブリア紀に生息していた多様な生物の化石を含んでおり、生物の進化や多様性の研究において非常に重要な資料となっています。この化石産地は、澄江市の自然の豊かさと歴史的な価値を示す象徴的な存在です。

澄江市は、豊かな自然と歴史、そして便利な交通網を持つ魅力的な都市です。世界遺産に登録された澄江動物群の化石産地は、多くの観光客や研究者を引きつけ、地域経済の発展にも貢献しています。

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