澤井道久

澤井道久（さわい みちひさ）

澤井道久は、1979年6月25日生まれ、京都府京都市西京区出身の元プロ野球選手です。内野手として中日ドラゴンズで活躍しました。

プロ入り前

澤井は、地元の京都を離れ、愛知県の豊川高校へ野球留学しました。甲子園出場ではなくプロを目指し、設備が充実した豊川高校を選んだそうです。東海理化に進むと、フィールディングに優れたショートとして知られるようになりました。都市対抗野球には補強選手として2年連続で出場し、その守備力と俊足が評価され、2004年のドラフトで中日ドラゴンズから11巡目で指名され、プロの道へ進みました。

プロ入り後

2005年、ルーキーイヤーの春季キャンプで、澤井は同期の鎌田圭司や5年目の土谷鉄平との競争に勝利し、コーチの注目を集めました。シーズンでは、主に代走として一軍で活躍し、荒木雅博や井端弘和が負傷した際にはスタメンとしても起用されました。2006年からは外野も守れるようになり、ユーティリティプレイヤーとして二軍で存在感を示しましたが、この年は一軍昇格の機会はありませんでした。

2007年は、オープン戦から好調を維持し、開幕一軍メンバー入りを果たしました。この年は、走力だけでなく打撃力にも期待され、3月30日のヤクルトとの開幕戦ではプロ入り初打点を記録しました。荒木や中村紀洋が故障した際には、代わりにスタメンに名を連ねることもありました。

2008年は二軍スタートでしたが、5月25日の対ソフトバンク戦で代走として起用され、好走塁で勝ち越し点を入れ、チームの勝利に貢献しました。かつて背番号48を付けていた井端とともに、初めてお立ち台に上がりました。しかし、二軍では好調だったものの、一軍には定着できませんでした。

2009年も前年に続き二軍スタートとなりましたが、二軍で好成績を残し、一軍昇格を果たしました。しかし、一軍では代打で結果を残せず、再び二軍に降格しました。

2010年は一度も一軍に昇格することができず、日本シリーズ期間中の11月1日に戦力外通告を受けました。本人は現役続行を希望し、12球団合同トライアウトを受験しましたが、獲得する球団はなく、現役引退を表明しました。

引退後

引退後は、少年野球のベースボールスクール・ポルテの指導員となりました。その後、中日に復帰し、野球振興部に所属してドラゴンズベースボールアカデミー講師やドラゴンズジュニアチームコーチを務めました。また、鳥開ベースボールクラブで選手兼任コーチとしてプレーを継続し、その後はコーチ専任となりました。

ドラゴンズアカデミーに勤務していたことから喪失していた学生野球資格を2022年1月11日に回復し、同年4月より日本福祉大学のコーチに就任しました。

詳細情報

年度別打撃成績
年度別守備成績

背番号

48 （2005年 - 2010年）

関連項目

京都府出身の人物一覧
中日ドラゴンズの選手一覧

外部リンク

個人年度別成績 澤井道久 - NPB.jp 日本野球機構

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