濱副慧悟

濱副 慧悟

ジャパンラグビーリーグワンに所属するクリタウォーターガッシュ昭島で、スピードと機動力を活かしたプレーを展開するウイング、濱副 慧悟（はまぞえ けいご）。1994年4月27日に東京都大田区に生を受けた彼は、日本最高峰の舞台で活躍するプロラグビー選手です。

競技との出会いと歩み

濱副がラグビーという競技に触れるきっかけとなったのは、他ならぬ両親の影響でした。家族の支えと導きによって、彼は2007年に川崎市ラグビースクールで本格的に競技生活をスタートさせました。このスクールでの経験が、その後の彼のラグビー人生の基礎を築くことになります。

中学卒業後、濱副は2010年に法政第二高等学校に進学し、高校ラグビーの世界に足を踏み入れました。その後、つくば開成高等学校を経て、2014年には拓殖大学へと進学。大学ではさらなる技術と身体能力の向上に励み、卒業後のトップリーグ入りを目指して日々練習に打ち込みました。大学での4年間は、選手として、また人として大きく成長するための貴重な期間となりました。

プロフェッショナルとしてのキャリア

拓殖大学を卒業した2018年、濱副は当時の栗田工業ウォーターガッシュ（現在のクリタウォーターガッシュ昭島）に加入し、トップレベルでのキャリアをスタートさせました。ウイングというポジションは、グラウンドの両端に位置し、相手ディフェンスラインの隙を突き、トライを奪うフィニッシャーとしての役割や、広い守備範囲を活かして相手の突破を防ぐ重要な役割を担います。身長173センチメートル、体重85キログラムという体格を持つ濱副は、このポジションで求められる俊敏性や突破力を兼ね備えています。

彼の才能は、セブンスラグビーの分野でも注目を集めました。将来の日本代表候補を育成するためのプログラムであるSDS（セブンズ・デベロップメント・スコッド）に選出された経験は、彼の持つ高いポテンシャルと、スピード、アジリティといったセブンスに不可欠な能力が評価された証です。この経験は、彼のラグビーにおける視野を広げ、更なる成長へと繋がる貴重な財産となっています。

人物像とエピソード

チームメイトやファンからは、「はま」や「けっけ」といった親しみやすいニックネームで呼ばれています。ラグビー選手としての厳しい一面とは対照的に、好きなものとして特定のお菓子（ガブリチュウ）を挙げるなど、その飾らない人柄が伺えます。また、自身が尊敬する人物として、日本のラグビー界に多大な貢献をした故・石塚武生氏の名前を挙げており、偉大な先達への敬意を常に抱きながら、自身の道を歩んでいます。

現在、クリタウォーターガッシュ昭島の一員として、ジャパンラグビーリーグワンの舞台でチームの勝利に貢献すべく、日々トレーニングに励んでいます。ウイングとして、グラウンドを縦横無尽に駆け回り、チームに勢いをもたらす彼のプレーは、多くのファンを魅了しています。今後のさらなる活躍が期待される選手の一人です。

もう一度検索