瀬藤幹人

瀬藤幹人（せとう みきひと）のプロフィール

瀬藤幹人は1979年11月4日に生まれ、千葉県市原市を故郷とする元プロボクサーです。彼は千葉経済大学附属高等学校と日本体育大学を経て、協栄ボクシングジムに所属し、ボクシングの道を歩みました。彼のボクシングスタイルは、ガードを下げた状態からの鋭い左ジャブとワンツーを駆使するものであり、その独自のスタイルは多くのファンに印象を残しました。また、入場曲には杉山勝彦によるオリジナル曲「to be myself」を使用しており、彼自身のアイデンティティを表現しています。

戦績を扶けるだけでなく、現役中には協栄ジムが開発したフィットネスプログラム「シェイプボクシング」のインストラクターとしても活動していました。私生活では、妻が川崎ブレイブサンダースの北卓也ヘッドコーチと知り合いで、家族として同チームを応援しています。

戦績とキャリアの歩み

瀬藤のプロボクサーとしてのキャリアは、2000年5月15日のデビュー戦から始まります。初戦で判定負けを喫した彼は、その後5連勝を果たし注目を集めました。2001年には東日本スーパーバンタム級新人王トーナメント準決勝で田口晴康に敗れるも、その後4連勝を重ねました。

2002年、彼はバンタム級トーナメントに参加し、竹下隆之に判定負けを喫したものの、同年の11月には染谷勘太との8回戦でTKO勝利を収め、再起を果たします。この頃から彼はスーパーバンタム級の試合が続きますが、2003年には連敗を経験し、苦しい時期を迎えました。

しかし、2004年に入ると、山中大輔との8回戦で勝利を収め、ここから16連勝を達成するなど、彼は再び全盛期を迎えます。2006年には下田昭文との10回戦で判定勝利を収め、長い間無敗の選手に黒星をつけるなど、その実力を証明しました。

2008年には日本スーパーバンタム級ランキング1位として木村章司との10回戦に挑むものの判定負け。続けて行われた試合では復活を遂げ、2009年にはスーパーバンタム級挑戦者決定戦にも臨みましたが、再び判定負けを喫します。

2010年には笛木亮との試合で負傷判定勝利を収め、2011年には日本スーパーバンタム級暫定王座を獲得しますが、正規王者との統一戦では敗れ、王座陥落となりました。以降も挑戦を続け、2017年にはIBFスーパーバンタム級13位の和氣慎吾に敗れ、彼のプロボクサーとしてのキャリアは幕を閉じることになります。

引退後、2018年11月には後楽園ホールでの引退式が行われ、彼の20年間にわたるボクシング人生に一つの区切りがつきました。2020年には協栄ボクシングジムの名前が変更され、瀬藤は会長として新たな活動をスタートさせました。

獲得タイトル

• - 日本スーパーバンタム級暫定王座（防衛0）

その多くの戦績と挑戦を通じ、瀬藤幹人は日本のボクシング界における重要な選手の一人としての地位を確立しました。彼のプロボクサーとしての足跡は多くのファンに感動を与えるものであり、今後もその影響は続くでしょう。

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