火口秀幸

火口秀幸（HIDEBOH）

火口秀幸（ひぐち ひでゆき、HIDEBOH）は、1967年10月7日生まれの日本人タップダンサーで、吉本坂46のメンバーとしても知られています。東京都世田谷区に生まれ育ち、育った環境の影響もあり、幼少期からダンスに親しんできました。彼の芸名は、小さい頃に呼ばれていた「秀坊」に由来しています。

来歴

火口は1974年に父親であるタップダンサーの火口親幸の指導を受けてタップダンスを始め、1984年にはインストラクターとしても教え始めます。1986年からは、アメリカと日本での本格的な修行を通じて、多くのダンススタイルを学び、各地のショークラブで様々なダンサーと出会いました。特にフジテレビの番組『ダンス!ダンス!ダンス!』に出演し、タップダンスの魅力を広めました。

アメリカでは1989年、著名なタップダンサーであるグレゴリー・ハインズと出会い、ブロードウェイの振付師Henry LeTangに師事。その後、DJ KOOのグループ「The JG's」として活動し、振付師としてもジャニーズのアイドルグループに振付を行い、多くの作品に関与しました。

1994年には、諸星和己のソロツアーで振付と出演を務め、1998年には新しいタップパフォーマンススタイル「Funk a Step」を提唱し、「THE STRiPES」を結成しました。2003年に北野武監督の映画『座頭市』で振付と出演を行い、その活動が注目を集めました。また、2009年には新たに「LiBLAZE」を結成し、音楽との融合を目指した新しいタップパフォーマンスを展開しました。

受賞歴

2015年には、振付師としてのダンスコンテスト『Legend Tokyo Chapter.5』で4つの賞を受賞するなど、その実力が評価されています。

主な出演作品

映画

火口は数々の映画に出演しており、代表作には以下のようなものがあります。

• - 『座頭市』（2003年、北野武監督） - 出演・振付・指導
• - 『TAP THE LAST SHOW』（2017年、水谷豊監督） - アステア太郎役、振付・指導
• - 『浅草キッド』（2021年、劇団ひとり監督） - タップダンス振付師
• - 『太陽とボレロ』（2022年、水谷豊監督）- 戸崎初男役

舞台

火口が関わった舞台も多岐に渡ります。特に、2005年には東京芸術劇場でミュージカル『天国への階段-STEP-』の主演を務め、優秀賞を受賞しました。さらに、毎年様々なライブやミュージカルに出演し、活躍しています。

テレビ出演

火口はテレビにも多く出演しており、NHKや日本テレビ、TBSなどの番組でその技術を披露しています。

火口秀幸は、タップダンスを中心に多彩な活動を重ねつつ、振付師としても多くのアーティストに影響を与え続けています。ダンスの革新を追求し、様々なジャンルとの融合を試みる彼の姿勢は、多くの人々に感動を与えています。

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