炎の天狐 トチオンガーセブン

炎の天狐 トチオンガーセブン

炎の天狐トチオンガーセブンは、新潟県長岡市栃尾地域を舞台にした日本のローカルヒーローであり、同名のテレビドラマシリーズとしても知られています。この作品は、特撮ファンである星知弘さんによって2015年に企画されました。彼は地域の特産品である油揚げを題材にした狐のキャラクターと、栃尾に伝承されるヤマタノオロチの物語を組み合わせる形で、地域を盛り上げる新たなヒーローを誕生させたいと考えました。

概要

作品の発案者である星氏は、幼少期から特撮に親しみ、「鉄人タイガーセブン」から影響を受けたメッセージを伝えることも大切にしています。初めは自店のマスコットとして考えていたものが、地元イベントを通じて注目を集め、2017年には新潟テレビ21で全6回のドラマとして放映されることが決定しました。この番組は純粋な自費制作で行われ、制作クレジットには「ビー・プロダクション」と明記されています。

2018年には「劇場版 炎の天狐トチオンガーセブン 閻魔堂!地獄の大決戦!!」が制作され、特別上映が行われました。翌年には東京都内での上映会も開催され、多くのファンの注目を集めました。また、2021年には新たなテレビシリーズが始まり、地域出身の監督が指揮を執るなど、シリーズは進化を遂げています。

キャラクター

星狐太郎

本作品の主人公である星狐太郎は、平安時代に狐の神・トチオンガーと共に戦った人物の子孫です。彼は油揚げ職人としての本業を持ちつつ、トチオンガーとの融合によってヒーロー「トチオンガーセブン」へと変身します。

トチオンガーセブン

このヒーローは、狐太郎とトチオンガーの融合によって誕生し、7つの必殺技を持っていますが、その技を使うには特定の秘密を解き明かす必要があります。

首領ゲドロン

平安時代の蛇王一族の首領であるゲドロンは、現代に復活し、人類征服を目論んでいます。その企みを阻止するために、トチオンガーセブンが立ち向かいます。

テレビドラマ版（第1期）

あらすじ

物語は考古学者の山古志博士が栃尾に伝わる伝説を追い求めて失踪したことから始まります。狐太郎は悪夢の中で、蛇王一族が復活したことを知らせる星狐童との出会いを経験しますが、争いを好まない彼はその運命への誘いを拒否しました。しかし、姉妹が危険にさらされる中で、彼は再びヒーローとしての覚悟を決めます。

キャスト

• - 星狐太郎：星知弘
• - ミッチー山古志：橘亜実
• - 山古志ジュン：潮めぐみ
• - 星狐童：伴大介（特別出演）
• - 首領ゲドロンの声：ゆきいたかあき

スタッフ

製作や監督、脚本家など、地元の才能が集結しており、オープニングテーマやエンディングテーマも星知弘が手掛けています。

まとめ

炎の天狐トチオンガーセブンは、特撮の魅力を通じて地域振興を図る新しい形のヒーローです。地元の人々に愛され続け、未来に向けても新たな展開が期待されます。

もう一度検索