熊倉裕一

熊倉裕一 (くまくら ゆういち)

1971年5月1日生まれ、新潟県出身の漫画家。

経歴

高校を中退後、フリーター生活を送りながら漫画の投稿を始め、1994年に『双剣伝』でデビューしました。

初期作品
『MOPNSTER』：初投稿作品。いたずら好きな科学者がモンスターたちを困らせる物語。
『双剣伝』：『コミックボンボン』新人賞佳作を受賞。1994年に同誌の冬休み増刊号に掲載。
『楽園少年（パラダイスボーイ）・パンク』

代表作『王ドロボウJING』
1995年より『コミックボンボン』で連載開始。その後、『月刊マガジンZ』にて『KING OF BANDIT JING』と改題し連載。それぞれ7巻まで刊行後、無期限休載となる。

連載再開と電子書籍化
2006年より『Q&A』を『月刊マガジンZ』で連載開始するも、病気療養のため休載。
その後、10年以上にわたり消息不明となっていたが、2017年に電子書籍サイト「マンガ図書館Z」での権利整理中に安否が確認されました。このことをきっかけに、講談社から熊倉裕一作品の電子書籍化が決定。

個人展開催
電子書籍化に合わせて、同年夏には個人展も開催されました。

作風

緻密に描き込まれた背景、個性的なキャラクターデザイン、芸術的なカラーページが特徴です。
初のカラー絵は『王ドロボウJING』の連載予告カットで、その繊細な色使いは多くのファンを魅了しました。

『王ドロボウJING』の作画時には、キャラクターの顔を忘れてしまうこともあったため、単行本を参考にしながら描いていたと語っています。

また、ディズニーアニメや『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』など、海外のアニメーション作品から大きな影響を受けていると公言しています。

単行本

『王ドロボウJING』（ボンボンKC） 全7巻
『王ドロボウJING 新装版』（マガジンZKC DX） 全7巻
『KING OF BANDIT JING』（マガジンZKC）1〜7巻（2011年5月現在、以下続刊）

画集

『u-1 kumakura works 1995〜2001 熊倉裕一画集』
『u-1 kumakura works hidden graphics 熊倉裕一拾遺集』（限定1000部、完売）
『JING:C@RDs』

元アシスタント

タモリはタル（過去に互いの作品を手伝っていた）

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