熊山村

熊山村（くまやまむら）

概要

熊山村は、かつて岡山県に存在した村です。具体的には、現在の赤磐市熊山町と岡山市東区瀬戸町（瀬戸地域）の一部、具体的には吉井川以南の奥吉原、勢力、千躰、そして岡山市東区瀬戸町弓削にあたる地域に位置していました。この村は、和気郡に属していましたが、後に赤磐郡に編入されました。

歴史

熊山村の歴史は、1889年（明治22年）6月1日に、町村制の施行によって始まりました。この時、和気郡に属していた弓削村、勢力村、千躰村、奥吉原村の4つの村が合併し、熊山村として新たなスタートを切りました。合併後、旧村の名前を継承した弓削、勢力、千躰、奥吉原の4つの大字が編成されました。

しかし、熊山村の歴史は長くは続きませんでした。1953年（昭和28年）12月15日、村は二分割されることになります。大字勢力、千躰、奥吉原は、赤磐郡の豊田村、小野田村、可真村と合併し、町制を施行して赤磐郡熊山町となりました。一方、大字弓削は赤磐郡万富町に編入され、これにより熊山村は廃止されました。合併編入後、それぞれの地域は熊山町大字勢力、千躰、奥吉原、万富町大字弓削となりました。

交通

熊山村には、鉄道の駅として熊山駅がありました。また、県道として佐伯長船線と和気熊山線が村内を通っていました。高速道路については、山陽自動車道が近くを通っていますが、インターチェンジは村内にはありませんでした。

教育

村内には、岡山白陵中学校・高等学校という学校がありました。

観光

熊山村には、熊山遺跡という観光スポットが存在します。この遺跡は、歴史的な価値を持つ場所として知られています。

脚注

参考文献
角川日本地名大辞典 33 岡山県
『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。

関連項目

* 岡山県の廃止市町村一覧

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