熊本県道28号熊本高森線

熊本県道28号熊本高森線の概要

熊本県道28号熊本高森線（くまもとけんどう28ごう くまもとたかもりせん）は、熊本市の西区から阿蘇郡の高森町まで続く主要地方道です。この道路は約60.15キロメートルの長さを持ち、多くの観光スポットや住民の生活路線として利用されています。

経路

この道の起点は、熊本市西区小島5丁目の小島下町交差点にあり、国道501号と接続しています。終点は阿蘇郡高森町の大字高森で、ここから国道265号と交差します。特に熊本市内の中心部は、寺町や市場、駅に近く交通量が多いため、繁忙な要所として知られています。

歴史

熊本高森線は1960年に高森熊本線として県道認定を受け、その後、1971年に主要地方道に指定されました。年数が経つにつれて、路線の変更や拡張がなされ、数回の認定内容変更を経て現在の形になりました。特に、1993年には県道熊本高森線として再度主要地方道に指定されました。近年では2016年の熊本地震により被害を受け、その後も自然災害による影響が続いています。

道路状況

熊本高森線の道路状況は地域によって異なり、特に阿蘇郡の西原村と南阿蘇村では、観光ルートとしての側面も併せ持っています。市内の中心部の花畑町から健軍町にかけては通行量が非常に多く、路面電車も走るため特に賑わいます。一方で、阿蘇郡南阿蘇村から高森町にかけては観光地が点在し、狭い道が多いため注意が必要です。

主なバイパスとトンネル

俵山バイパスは曲がりくねった道を迂回するために建設され、2003年に開通しました。このバイパスには俵山トンネルがあり、延長は2057メートルです。また、南阿蘇トンネルも地域内の重要な交通路の一部です。

沿線の魅力

この路線沿いには多くの観光名所が点在しています。熊本市の繁華街を行くと、熊本城や水前寺成趣園などが見えてきます。また、田崎市場もあり、新鮮な地元の食材を楽しむことができます。さらに観光施設としては、「あそ望の郷くぎの」があり、美しい自然を堪能できます。沿線の俵山峠は、絶景が広がっており、多くのドライブや観光客が訪れます。

熊本県道28号熊本高森線は、観光と日常生活を結ぶ重要な役割を果たしており、地域の交通を支える大切な道となっています。

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