熊本県道36号熊本益城大津線

熊本県道36号熊本益城大津線

熊本県道36号熊本益城大津線は、熊本市中央区から菊池郡大津町に至る主要地方道であり、熊本空港へのアクセス道路として重要な役割を担っています。この道路は、熊本市中心部と熊本空港、そして大津町を結ぶ幹線道路として、地域住民や観光客にとって欠かせない存在となっています。

概要

この県道は、熊本市中央区神水2丁目を起点とし、菊池郡大津町大字下町を終点としています。通称として、熊本市側では「第二空港線」、大津町側では「第三空港線」と呼ばれており、これらの名称からも分かるように、熊本空港へのアクセスを主目的として整備された道路です。起点から熊本空港までの区間は片側2車線、熊本空港から終点までは片側1車線となっており、全線を通して交通量が非常に多いのが特徴です。また、熊本空港と九州自動車道を結ぶ連絡道路としての役割も担っています。

特筆すべき点として、第二空港線の一部区間は、美しい街路樹景観が評価され、1994年に読売新聞社選定の「新・日本街路樹100景」にも選ばれています。

さらに、この道路は、熊本県道28号熊本高森線や熊本県道206号堂園小森線と接続しており、南阿蘇方面へのアクセスにも利用されています。

路線データ

起点: 熊本市中央区神水2丁目（県庁通り入口交差点、国道57号交点）
終点: 菊池郡大津町大字下町（大津町下町交差点、国道443号交点、熊本県道202号矢護川大津線終点）
総延長: 16.1km

歴史

この道路は、1982年に建設省告示により主要地方道に指定され、その後、路線認定されました。この指定により、それまで存在していた熊本県道206号下町益城線の一部、熊本県道210号下町大津線、熊本県道230号水前寺小森線の一部が統合される形で現在の路線が形成されました。全線が開通したのは1987年のことです。1993年には、建設省によって、改めて主要地方道として再指定されています。

路線状況

重複区間

熊本県道206号堂園小森線（上益城郡益城町大字小谷・益城町小谷交差点 - 上益城郡益城町大字小谷）
熊本県道103号熊本空港線（上益城郡益城町大字小谷・益城町小谷交差点 - 上益城郡益城町大字小谷）

道路施設

橋梁
空港大橋（熊本県道145号瀬田熊本線・熊本県、菊池郡菊陽町 - 菊池郡大津町）
トンネル
熊本空港地下道：延長468m、1971年竣工、菊池郡菊陽町

地理

通過する自治体

熊本市（中央区 - 東区）
上益城郡益城町
菊池郡菊陽町
菊池郡大津町

交差する道路

(詳細な交差道路については、ここでは割愛します。)

沿線情報

この道路沿いには、以下の施設があります。

陸上自衛隊 健軍駐屯地
熊本市立東町小学校
熊本東警察署
グランメッセ熊本
熊本空港

まとめ

熊本県道36号熊本益城大津線は、熊本市中心部から熊本空港、そして大津町へと続く、地域にとって非常に重要な道路です。熊本空港へのアクセスはもちろん、周辺地域への移動や物流にも大きく貢献しています。美しい街路樹が並ぶ区間もあり、走行中の景観も楽しむことができます。

この道路は、地域の発展を支える重要なインフラとして、今後もその役割を果たし続けるでしょう。

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