熱海郵便局

静岡県熱海市にある熱海郵便局は、地域の郵便・金融サービスを提供する重要な拠点です。本稿では、静岡県熱海市に所在するこの郵便局について詳しく解説します。なお、「熱海郵便局」という名称の郵便局は福島県郡山市にも存在しますが、本記事で扱うのは静岡県の局です。

概要

熱海郵便局は、〒413-8799 静岡県熱海市水口町13-14に位置しています。かつて郵政事業が民営化される以前は、集配業務も行う普通郵便局に分類されていました。

沿革

当郵便局の歴史は、明治時代初期にまで遡ります。

1873年（明治6年）7月1日：熱海郵便取扱所として開設され、地域の郵便業務が始まりました。
1875年（明治8年）1月1日：熱海郵便局（五等）へと改称・昇格しました。
1878年（明治11年）：為替の取り扱いを開始し、金融サービスの提供が始まりました。
1879年（明治12年）：貯金業務も取り扱うようになり、サービスの幅が広がりました。
1891年（明治24年）6月1日：郵便に加え、電信業務も扱うこととなり、熱海郵便電信局と名称が変更されました。
1903年（明治36年）4月1日：通信官署官制の施行に伴い、再び熱海郵便局という名称に戻されました。
1984年（昭和59年）4月9日：局舎が移転しました。これまでの熱海市中央町から、同市水口町に新築された建物へ移転し、より近代的な設備でのサービス提供が可能となりました。
1985年（昭和60年）2月1日：電話通話の利用および和文電報の受付業務が開始されました。
1992年（平成4年）8月3日：国際的な金融サービスとして、外国通貨の両替や旅行小切手の売買に関する業務の取り扱いが始まりました。
2006年（平成18年）10月1日：集配区域の変更があり、南熱海郵便局から「413-01xx」区域の集配業務が移管され、担当エリアが拡大しました。
2007年（平成19年）10月1日：郵政民営化が実施され、郵便局株式会社が設立されました。これに伴い、郵便事業熱海支店が併設され、郵便に関する一部業務がそちらに移管される体制となりました。
2012年（平成24年）10月1日：郵政グループの再編により、日本郵便株式会社が発足。郵便事業株式会社は日本郵便株式会社と統合され、郵便事業熱海支店の業務は熱海郵便局に統合される形で現在の組織体制となりました。

取扱業務

熱海郵便局では、以下のような幅広いサービスを取り扱っています。

郵便業務: 手紙や荷物の発送・受け取り、切手や印紙の販売、ゆうパックの取り扱い、内容証明の受け付けなど。
金融業務: 貯金、為替、振替、振込といった基本的な銀行窓口業務に加え、国際送金、外貨両替・トラベラーズチェックの売買、国債や投資信託の取り扱いも行っています。
保険業務: 生命保険、バイク自賠責保険、自動車保険、変額年金保険、がん保険、引受条件緩和型医療保険など、様々な種類の保険商品を取り扱っています。
ATM: ゆうちょ銀行のATMが設置されており、各種入出金や振込などが利用可能です。
集配業務: 郵便番号が「413-00xx」および「413-01xx」で始まる区域、具体的には熱海市のほぼ全域と伊東市の一部エリア（グリーンヒル別荘地など）の郵便物の集荷および配達業務を担当しています。
ゆうゆう窓口: 通常の窓口営業時間外でも、郵便物の差し出しや受け取りなどが可能なゆうゆう窓口が設けられています。

立地とアクセス

熱海郵便局は、熱海市の中心部に近い、利便性の高い場所に立地しています。周辺には熱海市役所や有名な熱海温泉があり、初川が近くを流れています。主要道路である国道135号線からのアクセスも良好です。

鉄道: JR伊東線の来宮駅からは、南東へおよそ700メートルの距離にあり、徒歩で約9分程度で到着します。
バス: 伊豆箱根バスをご利用の場合、仲田停留所で下車するとすぐです。
* 駐車場: 車で来局されるお客様のために、10台分の駐車スペースが用意されています。

熱海郵便局は、長年にわたり地域の郵便・金融・保険サービスを支え、熱海地域住民や来訪者の生活に不可欠な役割を果たしています。

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