猪本健太郎

猪本 健太郎（いのもと けんたろう）

猪本健太郎は1990年12月23日生まれで熊本県熊本市出身の元プロ野球選手です。ポジションは捕手や内野手であり、右投げ右打ちのスタイルを持ちます。高校時代からその腕前が注目され、2008年のNPB育成ドラフトで福岡ソフトバンクホークスに指名されたことから、プロとしてのキャリアが始まりました。

経歴

プロ入り前

彼は中学生の時に井手らっきょが開校した「プロフェッショナル・ベースボール・アカデミー」に第一期生として入校。高校では鎮西高校に進学し、1年生から捕手としてスタメンに起用され、強力な打撃も披露しました。しかし、甲子園出場は果たせず、春夏ともに準決勝で敗退が続きました。

ソフトバンク時代

2009年からホークスでプロ生活が始まり、2010年にはフレッシュオールスターゲームに出場し、育成選手として初の本塁打を記録しました。2013年にはウエスタン・リーグでの活躍が光り、その年の間に支配下登録選手へと昇格しました。2014年には一軍デビューを果たし、後のシーズンでも強打者としての素質を見せました。

その後、2015年から内野手として活躍し、一軍公式戦にも数試合出場しますが、徐々に怪我や競争の中で出場機会は限られます。2016年には左手の手術に追われながらも、ウエスタン・リーグで好成績を収めました。

ロッテ時代

2016年12月に千葉ロッテマリーンズに入団し、2017年には移籍後初の一軍登場を果たします。安打を記録し、続いて打点も挙げましたが、10月に再度戦力外通告を受けることとなりました。

引退後

2017年末にはソフトバンクに戻り、二軍ブルペン捕手として復帰し、そして2019年からは一軍のスタッフとしても活動しました。2023年にはホークスを退団し、2024年に博多区で「フラワースタジオ・エス合同会社」を設立、同年9月に中央区薬院で「FLOWER STUDIO S」をオープンしました。

選手としての特徴

高校時代に31本塁打を記録する長打力を持ち、一般的に守備力の高い捕手としても知られていた猪本は、ウエスタン・リーグでの本塁打率も安定していました。守備ポジションは捕手が主ですが、2011年以降は一塁手としても起用されることが多くなりました。

人物

井手らっきょによるアカデミー初のプロ野球選手であり、高倉健のファンで、ソフトバンク時代には高倉の歌を使用した登場曲を持ちました。その明るい性格は多くのファンやチームメイトに愛され、取材でもユーモアを交えて応じる姿が印象的でした。

まとめ

猪本健太郎はプロ野球選手としてのキャリアを経て、花の世界に新たな挑戦をする姿が見受けられます。彼の経歴や成績が示す通り、猪本の名前は今後も多くの人々の記憶に残り続けるでしょう。

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