玉井英章

玉井英章

玉井英章（1950年 - 2011年6月11日）は、日本の検察官、弁護士として活動しました。

経歴

愛媛県で生まれ、静岡大学人文学部を卒業後、金沢大学大学院を中途退学。1976年に司法試験に合格し、検察官の道を選びました。横浜地方検察庁を皮切りに、神戸地方検察庁刑事部長、大阪地方[[検察庁]]特別捜査部長など、重要な役職を歴任。2007年には最高[[検察庁]]検事、2008年には和歌山地方[[検察庁]]検事正に就任しました。2009年からは大阪地方[[検察庁]]次席検事、2010年からは大阪高等[[検察庁]]次席検事兼法務総合研究所大阪支所長を務めました。

大阪地検特捜部主任[[検事証拠改ざん事件]]とその後

玉井氏の経歴において特筆すべきは、大阪地検特捜部主任[[検事証拠改ざん事件]]です。この事件に関連して、三井環から証拠隠滅の罪で告発されましたが、起訴には至りませんでした。しかし、この事件における監督責任を問われ、法務大臣から減給100分の10、6ヶ月の懲戒処分を受け、2010年10月22日に依願退官しました。後任には松井巌が就任しています。

弁護士としての活動と晩年

退官後の2011年2月22日には、日本弁護士連合会に弁護士登録（大阪弁護士会）を認められましたが、同年6月11日、大動脈解離のため大阪府吹田市の病院で死去。60歳という若さでした。

メディア出演

弁護士として活動していた時期には、和歌山放送のラジオ番組「ホエール和代のワンダフルわ〜るど」に出演していました。

関連事項

大阪地検特捜部主任[[検事証拠改ざん事件]]
障害者団体向け割引郵便制度悪用事件

玉井英章は、検察官としてキャリアを積む一方で、証拠改ざん事件という大きな問題に直面し、その責任を問われることとなりました。その後、弁護士として新たな道を歩み始めましたが、志半ばで生涯を閉じることとなりました。彼の人生は、検察組織の内部における不正と、それに対する責任のあり方を問いかけるものとして、記憶されるでしょう。

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