玉置公良

玉置公良について

玉置公良（たまき きみよし）は、1954年11月5日生まれの日本の政治家です。彼は衆議院議員を1期、和歌山県議会議員を4期務め、その豊かな経験を通じて地域社会に多大な貢献をしてきました。

来歴

玉置は和歌山県西牟婁郡白浜町で育ち、和歌山県立田辺高等学校を卒業後、電器店での勤務を経て、白浜町役場に入職します。1990年に役場を退職し、政治の世界に挑戦します。彼は、1990年の第39回衆議院議員総選挙において日本社会党の公認候補として旧和歌山2区から立候補しましたが、当時の保守的な政治環境により、惜しくも落選しました。

以降、玉置は1995年に無所属で和歌山県議会議員選挙に出馬し、初当選を果たし、以後の4期にわたって県議を務めました。在任中には、社会民主党や他の非自民系議員と共に「新生わかやま」という会派を結成し、その団長として県政に挑戦しました。この会派は2007年に「真わかやま」に改称し、県内の野党第一党に成長しました。

2008年には民主党から衆議院選挙への出馬が打診され、当初は固辞したものの、最終的に受諾し、2009年の第45回衆議院議員総選挙において和歌山3区から出馬しました。結果的に自由民主党の現職大臣である二階俊博に敗れましたが、重複立候補していた比例近畿ブロックでは復活当選を果たし、初めての国会議員となりました。

2012年、消費税増税に関する政局において、玉置は党の賛成方針に反し、衆議院本会議で棄権します。この行動に対し、民主党から厳重注意を受けました。さらには、同年9月に民主党を離党し、日本維新の会への入党意向を示しましたが、維新側からの入党への難色が示されたため、その後、辞意を撤回しました。同年12月には、第46回衆議院議員総選挙には出馬しませんでした。

その後、玉置は2016年に白浜町長選挙への立候補を表明しますが、現職の井澗誠に敗北。この選挙に続く2019年にも再び白浜町長選挙に挑戦しましたが、再選を果たすことができませんでした。

政治活動

そんな中でも、玉置公良は和歌山県内の文化や地域振興に強い情熱を持ち続けました。1998年には県議会において、熊野古道の世界遺産登録を強く主張し、これにより和歌山県全体の協力を得て運動が始まりました。結果、2004年に熊野古道は無事に世界遺産に登録されることとなりました。

著書

2014年には、著書『世界遺産バカ　実録! 熊野古道を世界遺産登録し地球エコロジーを実現する男』を出版し、彼の信念や活動を広く伝えています。

外部リンク

玉置公良は、自身のオフィシャルサイトとともに、「変えなアカン！」という活動日記やブログを運営しており、今後の活動についても発信しています。

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