王道バラエティ つかみはOK!

『王道バラエティ つかみはOK!』

『王道バラエティ つかみはOK!』は、1993年から1994年にかけてTBS系列で放送されたバラエティ番組です。放送期間中に毎週水曜日の20時から54分の枠で行われ、ダチョウ倶楽部が中心となるバラエティコントが展開されました。

番組の特徴として、つかみ芸や体を張ったリアクションがあり、ギャグ満載の内容で視聴者を楽しませました。初回放送では、ダチョウ倶楽部のリーダーである肥後克広の愛車が爆破されるという大胆なスタートを切りました。エンディングでは、彼らが「ザ・スパイダース」の曲「あの時君は若かった」を歌い、堺正章も出演するなど豪華な演出が光りました。

メイン出演者とゲスト

レギュラーとしては、ダチョウ倶楽部に加え、久本雅美、清水アキラ、堺正章、瀬戸朝香、白木みのる、そして実況を担当する志生野温夫が参加しました。ゲスト陣も豪華で、ビートたけしや泉ピン子、ウッチャンナンチャン、飯島愛などが出演していました。

各回の内容も非常にバラエティに富み、様々なコントコーナーが設けられました。特に印象に残っているのが「西Boo記」という西遊記のパロディコントで、堺正章が出演し、コントに深みを加えました。また、ダチョウ倶楽部が笑いの基本を競う「つかみまSHOW」では、レギュラーとゲストのコンビがそれぞれの面白さを披露しました。

パロディ企画とドリカムコント

また、「ドリカム家の人々」ではダチョウ倶楽部がDREAMS COME TRUEのメンバーを模したコントを行っていましたが、ファンからの抗議もあったようです。一方、ドラマやアニメのパロディも多く、特に『美少女戦士セーラームーン』のパロディは視聴者の注目を集めました。

企画と放送内容

さらに、「お子様プロレスリングアワー」なる企画も登場し、実際のプロレスを模倣しつつ子ども同士が戦うというユニークな内容が特徴でした。この企画では実際のプロレスラーをレフェリーとして招くなど、非常にリアルな演出が盛り込まれました。

最終回は過去の放送の中でも特に抗議が多かったワースト5を振り返る総集編が放送され、視聴者に笑いとともに思い出を提供しました。

番組の影響と評価

番組のスタッフは、佐々木勝俊や廣岡豊、桂邦彦など多彩なメンバーが関わり、視聴者からはそのクリエイティビティが評価されました。また、斬新なアイデアや企画は他のバラエティ番組に多大な影響を与えたとされています。

このライフタイムにわたるバラエティの中で、ダチョウ倶楽部は名実ともに日本のお笑い界に名を刻んだ存在となり、特にそのリアクション芸やパロディコントは今も多くのファンに愛されているのです。

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