瑞北駅

瑞北駅（ずいほくえき）は、かつて台湾花蓮県瑞穂郷に位置していた台湾鉄路管理局台東線の駅です。この駅は、台東線の旧線区間にあり、現在は廃止されています。

歴史

瑞北駅は、1956年に招呼站（無人駅）として開業しました。翌年の1957年6月には三等駅に昇格しましたが、1971年6月1日には簡易駅へと格下げされました。さらに1972年7月1日には再び招呼站（無人駅）となり、その役割を終えるまで無人駅としての運用が続きました。

1982年には、台東線の改軌工事に伴い、駅舎がコンクリート製の新しいものに建て替えられました。この新しい駅舎は、旧駅舎の面影を残しつつ、より近代的なデザインが取り入れられました。しかし、2003年8月23日、富源駅～瑞穂駅間が高架新線に移設されたことに伴い、瑞北駅は廃止されることとなりました。長年、地域住民の足として親しまれてきた瑞北駅は、その歴史に幕を閉じました。

しかし、瑞北駅の物語はこれで終わりではありませんでした。2009年末には、駅舎が「鐵馬驛站」（サイクリングターミナル）として再オープンし、新たな役割を担うこととなりました。この再オープンは、地域の活性化に貢献しています。

駅構造

瑞北駅は、島式ホーム1面を有する地上駅でした。廃止前は、線路は1線のみでした。駅舎はコンクリート製で、簡素ながらも堅牢な造りでした。

保存状況

現在、線路は撤去されていますが、コンクリート製の駅舎とホームは当時の姿を留めたまま残されています。これらの遺構は、瑞北駅の歴史を今に伝える貴重な存在です。（2009年1月現在）

利用状況

廃止前は、無人駅としての運用が主でした。利用者は、主に地元住民が中心でした。

駅周辺

瑞北駅の周辺には、以下の施設やスポットがあります。

瑞北国小
三元宮
台9線（花東公路、中正北路一段、環島1号線）
富源渓

これらの施設やスポットは、地域住民の生活に密接に関わっており、瑞北駅の利用者にも利用されていました。

隣の駅

廃止前の瑞北駅の隣駅は以下の通りです。

台湾鉄路管理局
台東線（旧線）
富源駅 - 瑞北駅 - 瑞穂駅

出典

参考文献
瑞北車站（驛站之旅） （正体字中国語）
外部リンク
裁撤小站 - ウェイバックマシン 台湾鉄路管理局花蓮運務段 （繁体字中国語）
低碳永續花園資訊網 花蓮縣瑞穂郷瑞北村 推動舊建築保存再利用 行政院環境保護署 （繁体字中国語）

もう一度検索