瑞浪市デマンド交通

瑞浪市デマンド交通「いこCar」

岐阜県瑞浪市が提供するデマンド型乗合タクシーで、愛称は「いこCar（いこかぁ～）」です。運行業務は平和コーポレーションに委託されています。

概要

2016年10月に営業運転を開始しました。市民からの公募を経て、2017年10月に現在の愛称が決定されました。本交通は、既存の瑞浪市コミュニティバスがカバーしない平日の昼間帯に、その空白を埋める役割を担っています。利用者は事前に登録し、利用希望日の前日までに予約することで、市内に設けられた指定停留所間を移動できます。一部の区間ではフリー乗降も認められています。

当初は主に市民向けのサービスでしたが、2018年1月からは、事前予約を条件に観光客も利用できるようになりました。ただし、観光客が利用できる乗降停留所は、瑞浪駅、細久手宿大黒屋前、大湫宿、市民公園前といった一部の場所に限定されます。

ルート

市中心部と周辺の各地区を結ぶ形で、以下の3つの主要ルートが設定されています。いずれのルートも、1日あたり3往復の運行便が設定されています。

日吉明世ルート：日吉町および明世町の指定エリアと市中心部を結びます。
大湫日吉東部ルート：大湫町と日吉町東部（宿洞・宿・半原地区）を結びます。
* 釜戸ルート：釜戸町と市中心部を結びます。

利用案内

運行日

月曜日から金曜日までの平日のみ運行されます。土曜日、日曜日、祝日、および年末年始は運休となります。

利用料金

1乗車あたりの料金は500円です。中学生以下の利用者は無料、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方は250円で利用できます。

停留所

市内には多数の停留所が設置されています。市中心部には、日吉明世ルート、大湫日吉東部ルート、釜戸ルートの全てに共通して利用できる停留所が11か所あります。これに加えて、各ルートごとに個別の停留所が設けられており、日吉明世ルートには61か所、大湫日吉東部ルートには23か所、釜戸ルートには43か所が設置されています。

実証実験「ムカオーCar」

観光振興を目的とした実証実験として、期間限定のデマンド交通「ムカオーCar」が運行されました。「ムカオー」という名称は、瑞浪（MIZUNAMI）、釜戸（KAMADO）、大湫（OHKUTE）、細久手（HOSOKUTE）の頭文字に由来しています。2023年9月16日から11月19日までの土曜日、日曜日、祝日のみ運行され、こちらも事前予約が必要でした。専用の停留所が設定され、1日2往復の運行で、料金は1乗車500円、1日乗車券は800円でした。

もう一度検索