瓢箪山駅 (愛知県)

瓢箪山駅（ひょうたんやまえき）の概要

瓢箪山駅は愛知県名古屋市守山区に位置する名鉄瀬戸線の駅で、その駅番号はST09です。駅は長栄地域にあり、周囲には多くの住宅が広がっています。この駅は、1936年6月3日に開業されましたが、その創設は瀬戸線の開業時期には遡ることができません。開業当初は駅が設置されておらず、地域の発展に伴って設立されるという形をとりました。

歴史

瓢箪山駅は名鉄合併前、つまり瀬戸電気鉄道が最後に開業した駅としても知られています。設立から数年後の1944年、第二次世界大戦の影響で一時休止を余儀なくされましたが、他の多くの駅が戦後まで長期間休止する中で、1946年9月15日に再び運行を開始しました。初めのうちは無人駅であったものの、1981年に新駅舎が建設され、駅員が配置されるようになりました。しかし、2006年には駅舎の改築とともに駅集中管理システムが導入されたことから、再度無人駅となりました。

この駅は、次の重要な日付がありました：

• - 1936年：瓢箪山駅として開業
• - 1944年：休止
• - 1946年：復活
• - 1981年：新駅舎完成
• - 2005年：瓢箪山駅に名称変更
• - 2006年：無人駅化と改築
• - 2011年：ICカード乗車券「manaca」供用開始

駅の構造

瓢箪山駅は地上に位置する相対式の2面・2線のホームを有しています。過去には構内踏切で両ホームが結ばれていましたが、駅舎の改築によってそれはなくなり、現在では各ホームに独立した改札口があります。注意が必要なのは、ホームの幅が狭く、急行と準急列車が高速で通過する点です。そのため利用者は特に気をつけて通行しなければなりません。

また、下りホームの駅舎はホームと同じ幅でしかないため、入場と出場の処理を行うための特設の改札機が並んで設置されています。自動券売機も、出入口が異なっていることが特徴です。

駅周辺の施設

駅周辺には多様な施設が点在しており、以下のような場所があります：

• - 守山瓢箪山古墳（北へ約300m）
• - 名古屋瓢箪山郵便局（南へ約150m）
• - 守山消防署（北東へ約150m）
• - 名古屋市立守山中学校
• - ピアゴ守山店（北南へ約150m）

最寄のバス停は「瓢箪山」で、名古屋市営バスの路線が複数通っています。例えば、曽根11系統や千種13系統などが利用可能で、地域住民や通勤者に重宝されています。

利用状況

最近の統計によると、2020年度の平均乗降人員は約3,837人であり、名鉄全駅中では108位、瀬戸線内では13位とされています。この数値は、ここ数十年間で変動が見られ、例えば2013年度には3,998人、1992年度には4,941人という記録も残っています。

隣接駅

名鉄瀬戸線の急行および準急が通過するため、近隣の駅には特に利便性もあり、守山自衛隊前駅（ST08）や小幡駅（ST10）へアクセスすることができます。

瓢箪山駅は、長い歴史とともに地域の交通を支え続けてきた重要な駅です。その立地や周辺施設により、利用者にとって便利な交通の要所となっています。

もう一度検索